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こだわりを持って「みんなが勝者」になる時代へ


「これだけは譲れない」

皆さんにもそんな「こだわり
一つや二つ、あるのではないでしょうか?

「わかるわかる!」

といった感じで、
たくさんの人に共感されるこだわりや、

「??」

という誰にもわかってもらえない
ニッチなこだわりもある。

おもわず笑ってしまうような
分かる人には分かる?こだわりが並んでいます。

そしてここからが大事
なのですが、

これらは「ぜんぶ正解
ということ。

こだわりに「良し悪し」を持ち込むと
100%冷めます。

好き嫌い」を
良し悪し」に強制翻訳するからモメてしまうのです。

気持ちよく放置してほしい、
というのがこだわりの本質。

尊重するけど無関心
という姿勢ですね。


■こだわりは

自分の言葉で、
自分以外の誰かに説明できることが大事。
自覚しているということです。

ちょっと情緒的にいっちゃうと、

長い年月をかけてじっくりと温めて、
大切に育てて磨き上げる。

いろいろやってみて、
試行錯誤をくりかえしてたどりついたもの。

それがこだわりです。

今考えると、

あの人との出会いがあったから、とか、
あの時あの映画を観たから、とか。

事後的に振り返ってみると

「あぁそういえばあんなことがあって、
いろいろあったからそうなったのか」

といった具合。
僕はこれを「センス」と呼んでいます。


■そして

生きていくうえでもそうだし、
ビジネスをするにしても、

この「センス」が必要不可欠だと
最近よく感じています。

昭和や平成もちょっとそんな感じ
だったかもしれませんが、

環境の追い風が吹いて、

おおきな船に乗って帆を広げたら
すごいスピードで進んでいくイメージは、

ビジネスとか人生に
たとえられてきました。

できるだけおおきくて、
できるだけ速くて、

嵐にあっても負けない頑丈な船
をさがして、

みんな同じ方向に
舵を切って進んでいきました。

乗り遅れたり、船が小さかったりすると
「負け組」になってしまう。

誰かが勝てば、誰かが負ける
そんな「体育会系」人生、ビジネスです。


■でもこれからは、

絶対に譲れないこだわりを持って、
そのこだわりを好きだといってくれる人と一緒に

人生を歩んだり、ビジネスをして
」をつけることがポイントになるかと。


自分のこだわりを
好きだと思ってくれないのに、

無理に声をかけたり、
売りつけたりしても誰も得をしません。

どんなこだわりを持って、
どこに軸足をおいて、どんなすみわけを作るか。
どんな世界に生きるか。

そうなると結果的に、

ひとつの業界で
たくさんの勝者が生まれることになる。

「負け組」

が原理的にゼロになる
という成り行きです。


■船の話はさっきしましたが、

それほどおおきな船を探すまでもなく、
ちゃんとした原動力(こだわり)を備えた

クルーザーであればOK!

そして行き先を決めるのは
キャプテン

こだわりを信じて、

どこに行けばクルーザーに乗っている人全員が
幸せになれるかを考えられるリーダーです。

みんなが同じ方向に進んでいた
一昔前とは打って変わって、

みんながそれぞれ
違った方向に進んでいく

「ネオ大航海時代」

に突入していく。
これが令和の生き方ではないでしょうか。


■サッカークラブも例外ではありません。

サッカークラブにこだわりはあるのか?

そしてそのこだわりを

誰よりも興奮して語り尽くせる
キャプテンがいるかどうか?

「全クラブが勝ち組」になる
これからのサッカー界では、

サッカークラブはサッカーを売る、

という現代の常識が
通用しなくなる可能性があります。

サッカー以外に何を売るのか、
というこだわり。

クラブの行き先を決めるコンパス
であるところのこだわりは、

回り回って

「特異なサッカースタイル」や、
「地元出身者しかプレーできない」とか、

サッカーの独自性につながる
こともあるかもしれませんが、

なんにせよ、

キャプテン(社長)が
どんなこだわりを持って経営するか次第。

熱く語り尽くせるか。
そしてファンを魅了できるかどうか。


■こだわりがない人、クラブは、

「あの人のこだわり」

になびいてしまう。

自分で考え抜くより楽、
カンタンですが、

それだと固有の価値を生み出せません。

この人じゃないと困る。
余人をもって代えがたい。

マイナスをゼロにするだけじゃなく、
ゼロからプラスをつくるセンス。

与えられたルールや常識を
当然のことと考えるのではなく、

長い時間をかけて
自分の身の置き方を定めて、

自分独自のこだわりを深掘りして、
勝てる場所をみつけにいく。


■こんな記事がありました。

19クラブが赤字。

その数値だけを見て
無責任なことを言うつもりはありませんが、

全クラブが黒字になってほしいし、

そのほうがいろんな人の心を
幸せにするにきまってます。

「消費者の課題を解決する」

ことがビジネスの本質であれば、

「課題が解決されてうれしい」

という声が多ければ多いほど、
その企業(クラブ)が存在する意義があるというものです。

うれしい=商品を買う=売上(利益)

という公式にのっとれば、

笑顔=利益です。

どうすれば全クラブのサポーターが
笑顔になれるのか。

いろいろ考えるタイミング
に差し掛かっているのではないでしょうか?


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました!

それではまた明日。
おつかれっした!




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