ひとりのときに何をしているか?
緊急事態宣言が再発例されそう。いまは出勤する日が多いのですが、また在宅勤務になるでしょう。通勤時間がなくなりますし、そもそも生活や働き方がまったく変わり、時間が有効活用できて生産性は確実にあがります。メンバーと対面でコミュニケーションをとれる楽しさは減じられますが、それはトレードオフ。多少のマイナスは受け入れなければなりません。
家で仕事をするか、会社で仕事をするか。当たり前の話ですが同じような働き方にはなりません。というか両者を無理に合わせようとすれば必ず齟齬がでますし、おそらくうまくいかないはずです。勤務時間を重視する日本の慣習は、在宅勤務に懐疑的になりがち。リモート会議がやたら増えてしまうのはその弊害なのでしょうか?
ですが容易に想像できることとして、自宅、もしくは自室は原則、自分の行動を遮るものがありません。同僚の電話や会話、足音、ロッカーの開け閉め、コピー機など、あらゆる音(ときに騒音や雑音)は完全シャットアウト。集中的にインプットするには最適な環境を手にいれることができます。ここを活かさない手はありません。
「ひとりのときに何をしているか」がその人の成果に直結する。そんな格言?を聞いたことがあります。たしかどこかの有名な経営者の言葉だったと思いますが、いずれにしても個人的には非常に刺さる言葉。集中しやすい密室を手にいれたものの、実は誘惑がゼロになったわけではありません。音を立てて忍び寄ってくる悪魔のような誘惑。ちょっと考えるだけでも無数に出てきます。
人が集中できない理由は以前にもnoteで書きましたが、それは生存戦略のひとつでもあり、逃れることはできません。スマホの通知をオフにし忘れたら最後。せっかく集中して取り組んでいたことを中断され、気づいたら30分もLINEを追っかけていたなんて経験、数知れず、そのあとの後悔と自尊心の毀損ほど虚無感を与えるものはありません。
静かな環境で、集中を削ぐ要素を徹底的に排除し、ポモドーロテクニックよろしく1時間以内の集中と数分の休憩をワンサイクルとした生産性アップのコツを採り入れれば、何時間でも高い集中力および生産性が約束されるでしょう。創造性を要求される仕事をするときは、外に出てグリーンエクササイズ。狭い場所でいろいろ考えると、発想が縮小していくことがわかっています。自分とはかけ離れたものへ意識を向けることが大切です。
在宅→出勤。習慣やルーチンの修正を要求されるとき、多少の負荷がかかりますがすぐに慣れてきます。在宅に戻ればそれなりに負荷がかかってマンネリ解消にも。変化に対して臨機応変な対応をして、刺激と負荷を楽しみながら仕事の生産性を高めていきたいと思う。世の中はいまだ晴れずですが、自分なりに工夫して成長を志向していきたいと思います。
久保大輔
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