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不安は避けるか、受け入れるか?


不安を回避して幸せを追求するか?
不安を受け入れて幸せを追求するか?

不安の取り扱いは
わりと重要だと感じるようになり、

不安に対する向き合い方は
最近の生きるテーマになってます。


セルフコンパッションや
マインドフルネスに関する書籍を読んでいると、

不安を感じたり、
心配になったりする出来事に対して人は、

偏桃体を稼働させて

「逃げる」もしくは
「戦う」状態に入る

ということを知ることができます。

脳下垂体は血圧を高め、
アドレナリンやコルチゾールを放出して

エネルギーを総動員。

人類の進化のプロセスで発達した
身を守るためのシステムです。

ですが
このシステムが機能し続けると、

喜びを感じる神経伝達物質
が取り除かれて、

うつ状態を引き起こす
とされています。

頻繁に大きな不安を経験すると、

染色体末端を保護している
テロメアが劣化して、

早く老け込んでしまう
ともいわれています。


■一方、

不安が重要な役割を演じることも。

不安の強い人は、
環境のわずかな変化も見逃さないとされています。

起こりうる問題に対して
非常に用心深くなるからです。

危険が迫っていることを
速やかに周囲に警告できるので、

自分だけではなく組織をも
守ることにもつながります。

不安に対して調べたり、
情報収集し、周囲を説得して、

仲間の協力を得て
危機を回避しようとします。

食事や睡眠など、
必要なニーズをあとまわしにしてでも

執拗に問題解決の没頭する忍耐力を
発揮すると言われています。


■現代人は

幸せや快適さ、豊かさを追い求め、

科学技術を発展させて
それらを見事に実現してきました。

上述したとおり、

不安、心配、不快、苦痛
を取り除くことで

人生の質をあげる努力をしてきた
とも解釈できます。

そしてそんなネガティブな感情を

一生懸命避け続けてきたことで、
私たちは本当に幸せになったかどうか?

たとえば命綱なしで
高い場所を歩くときに不安を感じなければ

大胆な行動をとって
足を踏み外す可能性がありますが

強烈な不安を感じれば
そもそもそんな危険な場所を歩きません。


人生やビジネスにおいても

一定の調査をしたうえでもなお、
「不安」を感じるような道、選択、アクションは

できれば避ける(逃げる)という意思決定が
生死を分けると言っても過言ではありません。


日々の生活、仕事を通して
「退屈だ」という負の感情がわいてきたとき、

まっさきにその場を離れたり、
スマホを見たり、人とおしゃべりしてみたり。

一方で、

退屈をシグナルに
より生産的な活動に意識を向けるか?
(たとえば読書をするなど)

不安を避けるか
不安を受け入れるか?

具体的事例は
違いが見えづらいですが

抽象化すると
両者は似て非なるもの、

ということがわかります。


■幸福感の高い人は

幸福感が低い人
(いつも不安を感じている人)に比べて、

風邪を発症する率が
50%も低いことがわかっていて、

幸福感は、
免疫力を高める効果は確かにあるようです。

ですが不快と感じて
避けがちなネガティブ感情には

いくつか大きな利点があり、

ブレーキをかけ、
じっくり自分の気持ちを見つめ直し、

労力や資源を節約すべきだと
教えてくれたりもします。


ここでいつも

「じゃあ一体私たちはどうすれば…?」

と悩むわけですが、
なんてことはありません。

幸福だと感じるときは
幸福感を享受し、

不幸だと感じるときは
その感情から逃げずに向き合うこと。

不快感に尻込みしない耐性をもち、
強く、賢く、精神の働きを敏捷にして、

少々のことではびくともしない
強固な幸福感を手に入れる。

結果として幸福になるような、
副作用をうまく利用する生き方

が理想なんじゃないか
と思っています。

未だ答えがみえず、
なかなかまとまりません。

ちょっとふらふらした心境、
引き続き葛藤を抱えながら、

人生の質をたかめ、
仕事で成果を挙げるためには

どんな精神状態が理想か。
模索していこうと思います。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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