見出し画像

教えるのが上手い人は、たとえ話(具体化)が上手い人

初心者は、具体的な細部を具体的な細部として認識する。専門家は具体的な細部を長年の経験から学びとったパターンや洞察の象徴として認識する。専門家は高度な洞察力があるだけに、どうしても高度な話をしたがる(チップ・ハース、ダン・ハース)

経験したことを、
経験したままにしておくか、

経験したことを、
「それってつまりこういうこと」に言い換えて記憶するか。

「それってつまりこういうこと」
に変換する能力が高くて、

変換したもののストックが異常に多いのが
優秀な経営者とかビジネスマン、

なんてよく言われます。

「それってつまりこういうこと」
の引き出しが多くて、いつ、どの引き出しを開けて、
何を取り出して使うかという判断が的確。

経験の質と量、幅と深さによって、
その人の「できる、できない」が決まります。

「センスがいい」という表現は、
引き出し能力が高い人を指したものとも言えますね。


■ところが、

上述したとおり専門家

「それってつまりこういうこと」という、
若干具体性に欠けた説明をしがち

しかも専門用語を多用する傾向にあるので、
初心者は理解しにくい。

一旦「理解してしまう」と、
理解していない人の気持ちや状態が分からなくなってしまうことを

「知の呪縛」

と言い、実験を通して
その傾向は明らかにされています。

先生は、
言うまでもなく専門家ですが、

何も知らない学生に教えることがいかに難しいか。
上記noteをご覧いただければ

なんとなくお分かりいただけると思いますが、
こうやって毎日文章を書いている私も、

専門用語で抽象的なことばかり書いていて
反省しきり。

抽象的なロジックはたくさんあっても、
それらを具体的な事例に落とし込めなければ

誰も理解してくれません。

たとえ話、比喩をたくみに操れるかどうか
によって、

教えることがうまいかどうか。
いい先生かどうかが決まります。

私も近い将来、
教育界でチャレンジしたいと思っているので、

十分に注意しつつ、

抽象と具体を
スピーディに往復できるようなテクニック、

いわば、「たとえ話がうまい」人になるべく
トレーニングを積んでいきたい。


■最近は

大学生とコミュニケーションを取っている。

みんな初めは緊張している様子だが、

緊張をほぐしながら、
相手の自由な言葉を引き出すのは得意。

まずは信頼関係をつくって、

スポーツビジネスのことや
キャリア相談なんかにのってあげつつ、

仲間づくりに励んでいきたい。

こちらのオンラインサロンを運営しているが、
最終的には大学生をサロンメンバーに。

スポーツを通して人々の心の問題を解決して、
豊かな社会を創造する。

そんなミッションをかかげて活動しています。
興味あればぜひ。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?