見出し画像

営業先の社長から感謝の電話

From 安永周平

最近、Twitterで個人的に注目している人がいましてね。ザ・リッツカールトン東京にて究極のホスピタリティを身に付け、それを営業に活かしている正真正銘の GIVER だと個人的には思っているのですが…偶然にもその方の取材記事がオフィスにある雑誌に載っていました(リサーチ好きの大川が教えてくれたんです) その中にとても面白いエピソードが載っていたので、今日はあなたにもシェアしようと思います。

お茶を出してくれる事務員さん


よく営業先での商談中、事務員さんがお茶を出してくれることありますよね。それこそ昨日、僕も老健施設に営業に行って、その時に出してもらったお茶が珍しい味でとても美味しかったのですが(…おっとその話はまた今度に)とにかくまぁ、お伺いした会社でお茶をいただくわけです。僕も出されたら「ありがとうございます」と言って会釈をします。このメルマガを読んでいる方ならみんなするでしょう。

実際、お客さんって意外と事務員さんに対する態度とかよく見ているものです。直接の利害関係がない第3者に対する態度には、その人の本性が現れると言ったりしますからね。応用編として、婚活女子の間では「店員への態度が横柄な男とは絶対に結婚してはいけない」という鉄則もあります。店員へ態度は、結婚して数年後の自分に対する態度だとかなんとか。そして、お客さんだって営業マンの本性で判断したいでしょう。

ですから、お茶を出してくれた事務員さんに笑顔でありがとうございますと言うのはとても大切です。ところがどっこい、こんなことで満足してはいけないことを知りました。というのも、冒頭の彼が事務員さんにしている行動がもう素晴らしすぎて唸ってしまったからです。この話を読んだ僕はもう「こんなレベルで満足していてごめんなさい」ってなモンです。何かというと…

事務員さんの名前を聞いた彼は…


彼は、お茶を出してくれた事務員さんに感謝を伝えるだけでなく「ありがとうございます!お名前を伺ってよろしいですか?」と聞くそうです。その事務員さんが「中村です」と答えると、おもてなししてくれた方の名前をすかさずチェック。そして、これがスゴいのですが…なんと予め用意しておいた「お礼のメッセージを書いておいたカード」に、お茶を出してくれた方の名前を記入するそうなんですね(相手に気付かれないように)

そして、誰も見ていない隙にそのメッセージカードをお茶の下にある茶托(コースター)の下にしのばせるのだそうです。すると、商談が終わってお茶を片づけに来た事務員さんが驚いて、そのことを社長に報告してくれるのだとか。すると、それを聞いて感激した社長から電話がかかってくる…と。そうなるとまぁ、商談の結果にどう影響するか想像できますよね。いただいたお茶に対する行動で、こんなに素晴らしい気遣いができるのかと唸ってしまいました。

お礼状を常に10枚ほど持ち歩いている


さて、そんな素晴らしいホスピタリティ精神を持つ彼の名前は福島靖さん。取材記事は2017年のものですがアメリカン・エキスプレスに勤務しているとのこと。転職してからわずか2年目で紹介者数トップを記録したそうです。そして、先のメッセージカードもそうですが、改めて凄いと思ったのがお礼状の力。このメルマガを読んでいるあなたは、ボブが手書きの礼状をオススメしているのをご存知かもしれませんが、福島さんもまたそれを実践しているようです。

特に、先の茶托の下にメッセージカードを忍ばせる方法は、実践したうちの3分の1以上の会社の社長から直々にお礼の電話がかかってくるそうで。ちなみに、他にもカバンの中にはアイテムが入っていて…面白いのは「コースター」まで持ち歩いているそうなんですね。というのも、打合せでよく使う喫茶店は、お水が直接テーブルに置かれるそうで。そこで持参のコースターをさりげなく相手のコップに敷くそうです。そんなことされたら「え?これ何ですか?」となりますよね(笑)

相手の人生の中で最も記憶に残る人に


福島さん曰く「その人の人生の中で最も記憶に残る人物になるのが私の目標」だということ。改めて、トップセールスと呼ばれる人たちの気遣いのレベルに驚かされました。水曜のメルマガ担当である河合さんもまたメチャクチャ気遣いのレベルが高いので、僕はもう自分のいたらなさに凹んでばかりですが…

まぁこうした GIVER の叡智に触れつつレベルアップしていく所存ですので、よろしければ一緒にお付き合いください(笑) 世間では「与える」というと、自分の利益を犠牲にすることだと思っている人も多いですが、福島さんや河合さんを見ていると、自分の心がけ次第でできることって本当にたくさんあるなと感じます。ぜひ一緒に実践していきましょう。

PS
ボブの「与える技術」に興味がある方はコチラから…

詳細はコチラから

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?