生後4ヶ月のブランドが(ちょっと変わった形で)roomsに出展した話
こんにちは!the fuuディレクターのMioです。
少しご無沙汰しておりましたが、皆様お変わりありませんか?
昨今はコロナウイルス、インフルエンザが猛威を振るっていますが、手洗いうがいを徹底してご自愛くださいね!
祝!the fuu rooms40出展
さてさて、私たちthe fuuは、H.P.FRANCEという素敵なプロダクトやお洋服のお店を全国的に展開している企業が主催するトレード・ショー、"rooms"に出展させていただきました!
roomsに関して簡単に説明!
「感じるトレードショー
A Trade Show That Makes You Feel
ROOMSは、世界中のファッション、デザイン、アートを中心に約500ブランドが参加し、25,000人を動員するトレードショーです。2000年の設立以来、20年もの間、常に最新の情報を発信し続けてきました。若手デザイナーの登竜門としても知られるROOMSは、まだ世に出ていない才能に直接出会える場です。会期中は、商談、お買い物、ご飲食の他、アート展やトークショーなどのコンテンツも充実。1日通して楽しめるイベントです。」
rooms 公式サイトより引用
そう、25,000人も動員する展示会なんです…そしてここで生まれた大企業と新進デザインブランドのコラボレーションは数知れず…
そんな大規模で影響力のある展示会に、10月に生まれたばかりのthe fuuがなんと出展させていただく機会を得たのです!!!
皆様のお力添えがあってこそ成し遂げられたroomsへの参加。大盛況だった3日間の一部始終をお届けします!
「他のブースとは違うことを」
Megaと「roomsのブース、どうしようか?」という話をしていたときに一貫していたポリシーは「他のブースと違うことをしよう」ということでした。
私たちはデザインを学んだことがありません。一方、他のブースの方たちは、確実にアクセサリーや洋服制作に関してのプロです。プロダクトを通しての世界観の見せ方は目を見張るものがあり、私たちがそれに到底及ばないことはわかっていました。
それは私たちのプロダクトが、「私たちの説明なしではよくわからないデザイン」、「言葉ありき」であることにも関係しています。
例えば、私たちのトートバッグは、「ジェンダーやフェミニズムをテーマにしたデザインなんです」と言わないとよくわからないですよね(笑)。
そんなハンデがある状態で、私たちはどのように自分たちのブランドを見せればいいのか?
その答えが、「参加型アート」でした。
参加型アートって何?
「私たちは、デザインを勉強したことはないけど、現代アートならわかる!」
そんな風に、デザインに関して無知な状態を逆手にとって出した解決策が参加型アート。
「観客が作品制作の過程に関わったり、内容の一部を担ったりすることによって成立するアート作品の形態。観客が創造のプロセスに関わり、共同制作者となることで、「作品を創造する作家」と「作品を享受する鑑賞者」という近代的な役割分担に対する疑問を投げかけ、人との関係性や社会的な文脈に関わる作品ができる。そのため観客の何らかのアクションによって作品が成立し、それによって生まれる予測不能なものやコミュニケーションなども重視される。」
中山亜美、アートワード「参加型アート」より引用
というわけで、こんな参加型アートをroomsで実施しました!
「あなたは自分の身体が好きですか?嫌いですか?その理由を教えてください」
ブースにいらした方にこんな問いかけをし、その理由をふせんに書いていただきました。
そして3日間で集まったふせんは合計83枚!!!おかげさまでブースは大盛況でした。
この取り組みに対する皆さんの反応は本当に様々でした。
すらすら書ける人もいれば、一緒に来られた方と話し込む方…
そして一番多かったのが
「自分の身体のことなんて考えたことがない!」
という反応でした。
実はこれこそが私たちの狙い。
私たちは身体の多様性についてもトートバッグで言及しているのですが、「”身体を好きにならなければならない”という考えの押し付けはしたくないね」となり、では、「身体を語る前に、まずみんなと身体を意識するきっかけ作りをしよう」となって、この企画が生まれたのでした。
書いてくださった方のほとんどが、なんで好き/嫌いかを私たちメンバーに話してくださり、そのお話からいろんなことを学ぶことができました。
例えば、「ユニクロの服が似合わない自分の身体が嫌い」という方がいらっしゃいました。
ユニクロというと「全ての人に似合う服」というイメージで、それが似合わない自分は「"普通"と違う身体なのではないか?」と悩んでいるとのこと。
しかし、話しているうちに、「”ユニクロが全ての人に似合う”というのがまず先入観なのではないか?」ということにお互い気づけたのでした。
そういったエピソードや集められた83個の回答はどのような形で発表しようか…一つ一つのエピソードが貴重で、早く皆さんと共有したい気持ちと、"大切に扱わないといけない"という使命感との間で揺れております…メンバー内で十分に話し合い、形になったときにまたお話しできればと思います。
この作品に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!
ブースでは、現在展開しているトートバッグの他に、
新商品のナスのキーチャーム
、おっぱいZINEも発売しました!
どれも好評をいただきました。嬉しい〜〜〜!!!!
最後に…
最後になりましたが、出展させていただくにあたり、クラウドファンディングで出展のための資金を集めさせていただきました。そして、皆様の温かいご支援のもと、130,500円もの資金を集めることができました。ご支援してくださった皆様、本当にありがとうございました。これからもthe fuuの取り組みを温かく見守ってくださると嬉しいです。
the fuuから愛を込めて!
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