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「あざす」と「あざます」の違いは大きいーテキストコミュニケーションの基本3箇条ー

テキストコミュニケーションは感情が伝わりにくい。
これこそテレワークを難しくしてきた要因の一つだと思います。
でもちょっとした心がけやコツでぐっとやりやすくなるとしたら。
きっとテレワークの良さや楽しさも増し、生産性は上がり、メンタルヘルスリスクも減ると思うのです。
そのためのコツを書いてみたいと思います。

1)経営学的にもリモートでの感情の伝わりにくさは実証されている

気鋭の経営学者として知られる早稲田大学大学院ビジネススクールの入山先生とお話しした時におっしゃっていたのが「認知情報と違い、感情を遠隔で伝えるのは難しい」ということ。
先生が著書「世界標準の経営理論」の中で例として挙げられているのは、「承知しました」という言葉一つとっても、喜んで承知したのか、いやいやながら承知したのか、文面から読み取ることは難しいという事例です。
僕も自分の経験上、まさにそうだと思います。

2)テキストコミュニケーション名人に学ぶ

しかし、世の中にはテキストで「雰囲気」を伝えるのが上手な人もいます。
僕がその名手だなと思うのはリンクトインの日本代表である村上臣さんという方。
この村上さんと知り合って最初のころにチャットしていて驚いたのがその言葉の丁寧さとフレンドリーさのバランスです。
その象徴的なフレーズが「あざます!」です。
「あざす!」でなく「あざます!」
「ま」という文字が一字あるかないかの違いですが、こちらとしては、かしこまらないフレンドリーさの中に絶妙な丁寧さを感じました。

3)テキストコミュニケーションのコツ3箇条

後々、村上さんにテキストチャットのコツを聞いたりしながら、自分なりのテキストコミュニケーションのコツを3箇条として整理してみたのがこちらです。

①相手を尊重する態度
②ポジティブさを盛ること
③できるだけ早く返信すること

①②はわかりやすいのですが、③はちょいわかりにくいかもしれないので解説すると、返答しない時間が長いと相手が不安に思うからです。
読んでくれたのどうか、読んでなお返事がないということは自分の意見に賛成できかねるということではないか、などと考えて不安になってきます。このネガティブな感情が発生しないようにという心遣いです。

4)テキストは基本ストレス、ユーモアはその緩和剤

確かに感情は遠隔では伝わりにくい=冷たく感じられがち、ですし、だとすると、テキストコミュニケーションは人間にとってストレスになりやすい要素をはらんでいるといえるでしょう。
それをまずベースとして認識したうえで、テキストで伝えるべき感情を選別する(ポジティブなものの比重を高める)、ポジティブな感情を増幅する、相手を思いやる気持ちと行動、ということがあればテキストコミュニケーションのストレスは減るのではないかと思います。

先ほどあげた3箇条に付け加えるとするなら「ユーモア」も交えるとなおよいと思います。ユーモアは、テキストの冷たさをより一層緩和し、コミュニケーションを楽しみに変えますし、共有できる情報の範囲も増やします

テキストでのストレスが減ることで、チャットの反復スピードは増しますし、その結果、共有される情報の総量が最大化されていきます。
共有される情報は知的生産にあたっての血液のようなもの。

こうした点を意識するとテレワークにおいても、より生産性が高まり、また働く楽しさも増していくのではないでしょうか。

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