テレワークの「孤独と不安」を解消する「リモートフィーカ」を実践した結果…
たとえばあなたがジェイソン・ステイサムかなんかで、今日のひと仕事で年に何度目かの地球防衛に成功したとします。
で、その夜、居酒屋で部下や同僚たちと、地球防衛お疲れ様会をしたとすると多分こんな感じになると思うんですよ。
同僚A「いやー、今日のジェイさん(あなたの愛称。ジェイソン・ステイサムだから)、マジハンパなかったですよ!!あんなの人間業じゃない!!」
同僚B「そうよ、今日のジェイさん超かっこよかったよ♡ちょっとキュンってなっちゃった♡(昭和感)」
(同僚Aはあなたにあこがれている若手チームメンバー、同僚Bは女性のメンバーだという設定でお読みください。)
それを聞いて、あなたはきっとこん感じで返すはずです。
「よせよ…俺は普通のことを普通にしただけだよ。」とか
「ふっ…危険に生きるのが俺にとっての日常なのさ。」とか。
でも…
テレワークだとこういうのがなくなってしまうかもしれないわけですよ!!
これが、テレワークの抱える大きな課題の一つだと思います。
いや、みんながほめてもらいたいって思ってるってことがいいたいんじゃないんです。逆にそんな褒めてほしいと思ってる人は少数派なのではと思います。
上のジェイさんの話では、心理的距離の近しい人との間でさりげなくかわしていた仕事に関するちょっとした馬鹿話ができにくくなるってことが問題だって言いたいんですよ。
仕事のような一定フォーマルな関係軸においては、馬鹿話とかちょっとした雑談、あるいはちょっとした雑談ができるリレーションシップこそが大事。
そして仕事の話ってのは今みたいな雑談を始めるためのきっかけにすぎなかったりする。
でも、孤立型のテレワーク(めんどくさいので以降「弧ワーク」と呼びます)をしていると、お互いに何やってるかが自然にはわからなくなる。
だから雑談のきっかけがつかめず、気軽に雑談できる関係性の構築が難しくなるし、そういう関係性ができていたとしてもその関係性のメンテナンスが難しくなる。
テレワークの大変さの一端ってここにあると思うんですよね。
「じゃあ、テレワークやめよう」…っていうのは早計過ぎ。
今の時代、リモートで仕事を遂行するためのテクノロジーがいくらでもありますし、これからもどんどん生まれてきます。またそうしたテクノロジーの使い方もガンガン工夫されています。
リモートで雑談のきっかけがないならばつくればいいだけなんです。
それくらい既存のテクノロジーの使い方をちょっと工夫するだけだけでもいくらでもできます。
リモート飲み会も流行りはじめてますし、リモートお茶会だってできる。
「ん?リモートお茶会?」
ということで、弊社ではテレワークの円滑推進と社員のメンタル面での安全衛生管理の観点(役所っぽいw)から、社内リモートフィーカを導入いたしました。
「フィーカって何?美味しいの?」って声が聞こえてきそう(事実、社内でもそんな反応でした)ですが、フィーカとはスウェーデン語で「コーヒーブレイク」のこと(だそう)です。
以前、我が家のアマゾンEchoShowが気まぐれに僕におすすめしてきた(そして購入した)「翻訳できない世界の言葉」という本で読んで気になっていたのがこのフィーカ。
この本で書いていたフィーカの説明にはこうあります。
「翻訳できない世界のことば」におけるFIKAの説明(抜粋)
『コーヒーと会話のくみあわせは最高で、インスピレーションの交換をうながし、とびきりのアイデアや、カフェイン誘導のひらめきをもたらしてくれます。』
おお…これは今、まさに社会が求めているものだ!!
ということでさっそくやってみました。
↓雰囲気こんな感じです。(バーチャル背景に個性が出ますw)
フィラメントでのリモートフィーカのやり方(というほどのものでもないけど)を一応書いておきますと
フィラメントにおけるリモートフィーカのやり方
・社員みんなが空いている隙間時間を確認して
・みんなが無理なく参加できそうな時間帯を1時間くらいおさえて
・その時間帯につながれるzoomミーティングのURLを発行して共有
・みんなで三々五々zoomで集まってバーチャルzoom開始
・仕事以外の雑談や近況の共有(ウケ狙いの話題提供者が重宝される)
・好きな時間に出入り自由
リモートフィーカをスムーズに進めるためのTips(薄いTipsですいません)も書いておきます。
楽しいリモートフィーカ実践のためのTips
・まず、参加者たちに会話を促すファシリテーターが必要
・ファシリテーターは和やかに話したそうな人に話題を振る
・特に役職者は、仕事以外の話をできるだけする。例えば、昨日ネットフリックスで何を見たとか、散歩しにいったらかわいい猫とすれちがったとかそういう話。堅苦しくない雰囲気を役職者から率先してつくりましょう。
・仕事のことの方が話しやすそうな人には仕事の話もどんどんしてもらうような振り方をする。
・しゃべらず聞いてるだけで楽しめている人もいるので無理にしゃべらせようとはしない(そういう方とは1on1で話を聞きましょう)
どうです?
リモートフィーカ、ちょっとやってみたくなりました?
このリモートフィーカ、まだ始めて数日しかたっていないのですが、生産性という意味でも、確かに雑談の中からこそ新たな取り組みのヒントが得られるってのは実感してます。
なぜなら…
フィラメント社内フィーカ発の企画がさっそく爆誕!!
それがこちら
『快適テレワークに役立つものぜ〜んぶ公開しちゃいます!QUMトーーク!』です!!
Facebook版イベントページ↓
Linkedin版イベントページ↓
こちらは僕と電脳コラムニストの村上臣さん(フィラメントCSOでもありリンクトインの日本代表でもある)の二人で特定のテーマについてzoomで雑談しているところをYouTubeの生配信機能を使って実況放送するというものです。
社内でリモートフィーカをしていて、テレワークをしている弧ワーカーの孤独と不安というものは、少数の仲間と雑談をすることで解消されるようなレイヤーのものもあるけど、もっとたくさんの人たちと何気なくつながっている感覚で解消されるものもあるのではないかという話になったんです。
じゃあ、そういうのに役立ちそうな、ふんわりつながってる感がある、ラジオ番組みたいなイベントをやってみようとなったのがこのイベントです。
ちなみにこの番組の放送日である2020年4月9日は僕の会社フィラメントの5回目の創業記念日でもあります!!
おめでとう我が社!!
ということで、テレワークに励む全国の弧ワーカーの皆さん、および、テレワークに興味のある皆さん、ぜひ、こちらの番組をご覧ください!!
これをきっかけに、弧ワーカーのみなさんがほかの弧ワーカーの皆さんとともに不安を共有して弧ワークをCOWORKに変換していけるきっかけになればと思っています~!!
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