見出し画像

なんでウズベキスタン?【愛しのウズベキスタン旅行記 1日目】

この旅行記は2019年3月に訪れたウズベキスタン旅行を振り返りながら綴っています。

ウズベキスタンへは成田-ウズベキスタン直行便がある場合を除けば、韓国経由が便利です。初日は以下のスケジュール。

【1日目(3/19)】
福岡ーソウル【大韓航空 KE788】朝発~昼着(所要時間 約1時間半)
ソウルータシケント【大韓航空 KE941】昼発~夜着(所要時間 約9時間)
タシケント「ウズベキスタンホテル」泊

余談ですが、ポケットwifiカウンターのお姉さんに「ウズベキスタンへはご出張ですか?」と笑顔で言われました。

女性ひとり個人旅行で行く旅先とは思わなかったのでしょう。「観光です」と答えると、「かっこいいです!」と返してくれました。お姉さん、ありがとう。


お昼にソウルの仁川空港到着。
軽食のサンドイッチをゆっくり食べても、まだたっぷり時間がある…。

空港内をうろうろしていると「Nap(昼寝)」の文字を発見。どうやら「Nap Zone」という休憩室で、横になれる無料スペースらしい。スーツケースも足元におけて、めちゃめちゃありがたい。

Nap Zone (T2 東側)


体力温存できたところで、15時半発の大韓航空便で首都・タシュケントへ向け出発。約9時間のフライトで現地時刻の夜に到着予定です。



そして無事タシュケント空港に到着。

旅行好きなので空港ではだいたいテンション高めですが、初めての国の夜到着と、がらんとした雰囲気のせいか、突如押し寄せるアウェー感。現地係員が来るとはいえ少しの緊張が走ります。

もしもの時に頼れる日本人はいないか見回すと、スーツ姿の日本人出張ビジネスマン3人を発見。ほとんどが韓国人とウズベクの人の中、貴重な日本人です。

貴重な日本人ビジネスマン3人は疲れているのか不安なのか、なぜか泣きそうな表情で会社と出張の愚痴を言い続けています。なんとなく自分でどうにかしようと決め、荷物をピックアップ。

ここで空港レイアウトの異変に気付きます。
出口方向の扉に目をやると、夜空と集団で群がるおじさま達の姿。

私が想像していた風景は、荷物を受け取り扉を出ると、空港ロビーに出て、名前を書いた紙を持った現地係員さんが待っていて…だったのですが、ロビーらしき空間が、ない。

荷物とったら次は外。出口付近はこちらを凝視するみっちみちのおじさま集団。あたりを見渡すも出口はここ1つだけ。やはりあそこに飛び込む以外、道はなさそうです。

あると思っていたもの(ロビー)は存在せず、思ってもいないもの(謎のおじさま集団)が存在している。

おじさまたちは空港内に入ってこないので建物内部に入れないルールのようですが、この集団の中から名前も知らない現地係員を見つけ出せと?

とにかく私の名前を正しく言える人が正しい契約ルートの現地係員だ!と覚悟を決め、アイドルの出待ちさながらに待ち構える50人くらいの集団ど真ん中に飛び込みます。

ほとんどがタクシーの客引きらしく「こっちに乗れ」らしきことを話しています。ひたすら進んで集団をやり過ごしたものの、うす暗い駐車場に出ただけで完全にアウェー!

内心どうしたものかと思っていると、暗闇から私の名前を呼ぶおじさんが現れた!

おじさんの名はシャヴカットさん。ついに現れた正真正銘の現地ガイドさんです。まさか薄暗い駐車場でのピックアップは想定してなかったから、けっこう怖かった。

聞けば空港利用者以外は建物に入れないようで(ロビーもないですし)アグレッシブなタクシー客引き集団を越えた先にいるしかなかったようです。一瞬どうなるかと思った。

一安心したところで思わぬ提案が。これからオプションで夜のタシケント見学をしないか?と。身体も心もへとへとで休みたいけど、今回の旅は時間が少ないので、これはありがたい申し出。

話に乗っかり急遽、夜のタシケントツアーが始まりました!

1966年タシュケント地震のモニュメント
ハズラティ・イマーム広場
白が美しいミノールモスク
ソビエト弾圧の犠牲者記念碑がある「アリシャーナボイ国立公園」

思いがけず観光までできて、よい1日目の締めくくりになりました。最後にこの日の宿「ホテルウズベキスタン」に到着。首都中心部の非常にいい立地に建っています。

ホテル部屋のテレビはこんな感じ。味わい深かったです

翌朝は列車「アフラシャブ号」でサマルカンドへ向かいます!

2日目はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?