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そうだ奈良と京都行こう!気になったところを巡り、いろんな人と話す旅をしてきた(2日目②ならまち、奈良ホテルと京都の夜)

奈良国立博物館・東大寺を後にし、バスで「ならまち」方面へ向かいます。お目当てはショッピングと奈良ホテル。

アーケードの中はレトロなお店とモダンでおしゃれなお店が混在し、見ているだけでも楽しい。

最初は飴屋の「奈良Bonbon」さん。薬草やスパイス好きなので、調べて気になった「大和当帰(やまととうき)飴」が目当てです。

「大和当帰とは」
主に婦人薬として使用され、血の道症などに効果があり、当帰芍薬散などの処方が有名です。日本では、17世紀の中頃から大和や山城地方で当時大和地方に野生していた深山当帰系のものを栽培し、当帰として利用し、今日の大和当帰となったと考えられています。

この当帰は栽培に手間がかかるため、奈良、和歌山両県境にわずかに栽培されているだけでしたが、現在栽培拡大に向け、取り組んでいます。(一部抜粋)

奈良県産業部 産業創造課HPより引用

持ち帰るのも難しそうとなれば飴がいいな、と思ったわけです。
セロリのような香りがするらしい。

Bonbonさんはお店もホームページもかわいらしいです。さっそく飴を探しますが、見当たらない。なんと今は作っていないとのこと。残念…。

ですが、別の珍しい飴をおすすめしてもらいました。それは「大和橘(やまとたちばな)」。日本最古の柑橘でミカンの原種のようなものだそう。

強い酸味とバランスをとった飴の仕上がりが最高!

大和橘は果実が小さく種が多いため、加工するのが大変。酸味も多くて飴を作るのにかなりの試行錯誤があったそう。ぜひ味わってみたくなり、お土産と自分用を購入しました。

飴のお味はやさしい甘さでとてもおいしく、あっという間になくなりそうです。飴には大和橘の皮が入っていて、噛むと香りが楽しめます。



再び歩いて「中川政七商店 奈良本店」へ。”奈良店限定”や”ご当地食品”に目が行きます。三輪そうめん、吉野葛もち、ふきんを購入。荷物がどんどん増えていく…。

すでに足は棒ですが「奈良ホテル」へ向かうべく歩みを進めます。ホテルは小高い場所にあって、最後の上りがしんどかったです。

たどり着いた「奈良ホテル」。建築家・辰野金吾氏が設計し、関西の迎賓館とも言われる有名ホテルで、皇族や世界のVIPが訪れています。

奈良ホテル外観
入口。落ち着いて、品があります。
階段も素敵です

座ってお茶がしたい!ということで喫茶店に入ります。眺めの良い窓際の席に案内してもらい、コーヒーとケーキのセットを注文。

普段飲まないコーヒーを注文

優雅な気分です。足の疲労と荷物がなければ、さらに優雅だったはず。

ケーキも美味しかった。お庭の緑がいいです。

夕方に差し掛かかってきたので元のホテルに戻り、本日の宿がある京都に向け移動です。フロントで奈良駅行きのバスを尋ねると、ホテルの無料送迎バスがあるそう。宿泊客でなくても利用できるなんてありがたい。

バスの時間まで30分ほどあったので売店で買い物をし、落ち着いた空間で寛ぎ、ボーっと庭と建築を眺めていました。

落ち着いた空間はホッとします
優雅に談笑なんかもしてみたい
ずっと外の庭を眺めてしまいそう

奈良駅まで バスでするっと戻り、ホテルで預けた荷物を受け取ってJRで京都へ向かいます。

車窓の風景。そろそろ日が沈みます

奈良から北上し、東福寺で京阪に乗り換え「清水五条」で下車。駅から徒歩5分のホテルですが、ここでまた緩やかな上り坂の試練が…!

スーツケースを引きずりながら、この日の宿「京乃宿 清水五条 呉竹荘」さん到着。道路に面した外観とアプローチがマンションのようで不思議な気分を味わえます。

チェックインしお部屋へ。清潔で広くていいお部屋…。動きたくない。

横になりたい気持ちをグッとこらえる

ですが夕飯を食べるため、気合で外出。付近に飲食店もあるようですが、周囲が暗くてよく分からないので、行きたかったお店まで足を延ばすことに。目の前にバス停があったので、バスを利用します。


最寄りのバス停を降り、10分ほど歩き、お店に到着。
ラオス料理のお店「Yulala」さんです。

遅い来訪だったので、お客が一回転したタイミングで運良くお店に入れました。確実に行きたい場合は予約したが良さそう。

せっかくなのでワインとおつまみを

こちらに来たかった理由は「スパイス使いの素晴らしい料理を食べたかった」から。その期待通り、見事なスパイス使いのお料理を味わいました。

激ウマの「サーカイ(鶏肉の香草和え)」

特にこの「サーカイ(鶏肉の香草和え)」が好みすぎて、大盛にしたかった。(おつまみで大盛ってどうかと思いますが)香草の爽やかな香りと鶏の食感、うまみが合わさって最高!

調子に乗ってもうひとツマミ。「ホタルイカとスナップエンドウのブアラパー風味」

あれこれ試したいけど、一人では限界が。とはいえもう一品!ということで追加で「ホタルイカとスナップエンドウのブアラパー風味」。こちらもあっという間に完食。

ワインをちびちび飲みつつ、モリモリ食べる私。カウンターだったので、自然とお店の方、常連さんと話が始まり、楽しいひとときになりました。

ちなみにラオス料理は、内陸地で海に面していないラオスと、同様に内陸にある滋賀県の日本酒とよくマッチするそう。気になる人はぜひラオス料理 × 滋賀の日本酒 を味わってほしいです!

締めの麺「カオソーイ(ピリ辛トマト肉みそ米麺)」

お酒飲んでおしゃべりして、そこそこ食べた気でいましたが、今見るともっと食べればよかったと悔しくなってます。ぜひまた伺いたいです。

帰り道に見えた京都タワー。ようやく京都来たなあ、と思った瞬間。

帰りもバスのつもりがタイミングを逃し、結局ホテルまで歩いて帰ることに。徒歩20分ほど歩いて、また足は棒だけど、お酒飲んでおいしい物食べた後だと気分が軽やかです。

明日はしっかり京都を堪能します。気になっているのはお寺での座禅体験ですが、行けるだろうか…。

参加は翌朝決めるとして、とにかく足の疲れをとってしっかり休んで体力回復です。(3日目に続く)




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