エンタメカオスマップ作ってみた

【 エンタメ業界 ファンテック カオスマップ 】を作ってみた。

こんにちは。THECOO広報のえりです。
先日の記事『 ファンと一緒に創り上げる新しいアニメの在り方とは 』をTwitter でシェアした所、90件を超えるリツイートがされ、改めてファンの力の強さを実感しました。

そして、今回、ファンとファンに支えられて活動する方々を繋ぐファンテックサービスを集めたカオスマップを作成してみました。

エンタメカオスマップ

カオスマップのダウンロードURL : http://bit.ly/3cUPZPs

カオスマップ作成に伴い、カオスマップを作った背景や市場傾向などをまとめてみます。

「ファンテック」 とは 

まず、ファンテックとは「 ファン 」と「 テクノロジー(技術)」を組み合わせた造語で、ファンサービスとIT技術などを結びつけた新しいサービスや動きのことを指します。

カオスマップ作成の背景

(1)エンターテインメント業界の変化と課題

昨今、エンターテインメントを取り巻くあらゆるコンテンツがオンラインサービスへと急速に移行しています。
1 枚 3,000 円前後で売られていたCDが 1 再生約 1 円(※プラットフォームにより差あり)の音楽配信サービスに代わり、音楽業界をはじめとしたエンターテインメント業界がパッケージに変わるマネタイズ方法の創出を余儀なくされています。

また、インターネットの普及によりSNSをはじめとするあらゆるサービスが生み出され、急激にメディア数が増加しました。ユーザーの可処分時間の取り合いが行われる中、あらゆるコンテンツにとっては如何にファンを増加させ、ファン離れを防ぐかが大きな課題となっています。

( 2  )サービス利用者の悩み

業界の変化に伴いファンビジネスを取り巻くテクノロジーも進化し、サービスは拡大しました。一方で、それらに特化した業界マップがなく、「 サービスの違いがわからない 」、「 どのサービスを選択すべきかわからない 」という声もあり、ファン作りに悩んでいる方のサービス選択に活用して頂けるよう業界全体像の整理を行いたいなと思いました。

新規ファン獲得とエンゲージメント向上。サービス毎の使い分け

(1)新規ファン獲得分野では、個人が活躍できるプラットフォームの増加が顕著

誰もがファンを作ることが可能になった今、YouTuber の目覚しい活躍もあり、オンライン上で影響力を持つ人への憧れが増しています。

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(ソニー生命保険株式会社が行った 「 中高生が思い描く将来についての意識調査2019 」では男子高校性がなりたい職業1位は YouTuber 。)

YouTube にも活動の場を増やす芸能人も多く、SNS からヒット曲や人気アーティスト・タレントも生まれるようになり、オンラインサービスを活用したマーケティングはファン獲得に必要不可欠なものとなっています。
特徴的なのは、ファンから直接お金を支払ってもらうサービスの拡大であり、誰もが手軽に始めることができるライブ配信プラットフォームサービスの増加が顕著になっています。

(2)ファンエンゲージメント向上をサポートするサービスにも注目が集まる。

ファン獲得サービスの増加に伴い、獲得したファンのエンゲージメントを高め、ファン離れを防ぐサービスにも注目が集まるようになりました。

従来の発信者のみが発信する一方通行型の ファンクラブ だけでなく、ファンも発信できる双方向コミュニケーションが可能なサービスも多数生まれてきています。

実業家・文化人に強い オンラインサロン から始まり、直近 2 年程では、アーティストやタレント・インフルエンサーなどエンターテイナーに向けた ファンコミュニティサービス も急増しています。
その他にもテクノロジー技術を活用したVR配信で差別化を図るなどファンビジネスの範囲は広がりを見せています。

■最後に

SNS をはじめとするマス向けのサービスを利用したファン作りと、既存ファン向けのサービスを活用したコアファン化。
課題や目的に応じて選択し、ファンとの新しい関係性構築と付加価値の創出に役立てて頂ければと思っています。


fanicon (ファニコン)は、アーティスト・タレント・インフルエンサーなどファンに支えられて活動する方々( faniconでは「アイコン」と読びます。)と、コアなファン( コアファン )がコミュニケーションするための場を提供する、有料会員制のファンコミュニティアプリです。


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