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「人を集める」だけだと危険?!コミュニティ作りで本当にやるべきこととは?

皆さんこんにちは。Fanicon運営の石浦です。

今回の記事のポイントを大まかにまとめると、以下のようになります。

・コミュニティというものを言葉では知っているけども、実際の作り方を知っている人は意外といません。
・ただ「人を集める」だけではコミュニティは成り立たず、いずれ衰退していきます。
・コミュニティ参加者に「勝手に動いてもらう」ことは非常に難しいです。
・コミュニティ主催者がネタを提供することで、参加者が動くことがあります。
・だから、コミュニティの初期段階では「ネタを提供し続ける」ことがとても重要です。

以上です。気になった方は、早速本文へ行ってみましょう。

人を集めるだけでは成り立たない?!

唐突ですが、皆さんに質問です。

あなたは「コミュニティ」と聞いて思い当たるものはいくつありますか?

パッと思いつくものとして、家族、会社、日本という国も挙げられそうです。

かく言う我々Faniconも、「ファンコミュニティ」のプラットフォームとして運営されています。
web3やメタバースなどのバズワードと共に「コミュニティ」という言葉が使われることも多くなってきましたね。

そんな中でこの記事を見にきているあなたは、少なからず他の方よりも「コミュニティ」に興味を持たれているのではないかなと思います。

では、次の質問です。


「はい、今からコミュニティを作ってください」
と言われたとして、貴方はまず最初に何をしますか?

恐らく、人を集めることから始めると思います。

では、人を集めた後に何をすれば良いでしょうか?

意外と、このことを考えている人は少ないように思えます。

ここまで何回「コミュニティ」と言ったかわかりませんが、それくらい言葉としては染み付いているにも関わらず、作り方が分からないというのは何だか不思議な気がします。

Faniconを運営するうえでも「どうコミュニティを設計するべきか」というのは大きな課題です。

そこで今回は、私自身の経験や事例を叩き台にして、皆さんとコミュニティ作りについて考えていければと思います。

まずは私が引き起こした「アメーバピグ部活破綻事件」を例に話していきましょう。


アメーバピグ部活破綻事件

昔々、「アメーバピグ」という一世を風靡したオンラインサービスがありました。
当時の私は、学校から帰るやいなやすぐさまPCを立ち上げ、そこでの生活に熱中していました。

そんなアメーバピグの機能の一つに「部活」というものがありました。

自分の趣味や興味のあるものに関する部活を立ち上げることができ、他のユーザーと交流が出来るコミュニティ機能のようなものです。

当然、私もその部活を立ち上げまくりました。

が、しかし、それらの部活は漏れなく全て破綻してしまいました。

漏れなく、全てです。

このことについて、当時はそこまで深刻に考えてはいませんでした。
ただ、Faniconでコミュニティに関わった今振り返ってみると次のような破綻ルートを辿っていた気がします。

①自分の趣味についての部活を立ち上げる
②同じ趣味を持つ人たちが入ってくれる
③会話のネタを掲示板に書きまくる
④徐々にネタがなくなり放置気味になる
⑤入ってくれた人たちが来なくなる
⑥自分のやる気もなくなる
⑦破 綻

と、こんな感じです。

こうして僕の部活は破綻しました

ここでのネックはやはり④のネタがなくなった点にあるかと思います。

いくら魅力的なテーマで人を集めたとしても、そこから参加者が楽しめるようなネタがなければ、コミュニティは盛り上がりません。

私の部活では自らネタを提供してくれる参加者もいましたが、それは非常に稀有な存在で、やはり立ち上げ初期段階においては主催者が継続的にネタを提供し続けることが重要だと思われます。


コミュニティと『ONE PIECE』

では逆に、ネタを提供し続けることで、そのファンや参加者が動きまくっている事例は何かないかな?と探してみました。

ありました。漫画の『ONE PIECE』です。(以下ワンピース)

我ながらありきたりな事例を持ってきたな〜と思いましたが、これ以上にわかりやすそうな事例が他に見つからなかったので、大人しく麦わらの一味に入れていただくことにします。

皆さんご存知のように、ワンピースは週刊少年ジャンプにて基本的には週1連載で話が進んでいます。
そのため、読者に対しては毎週のようにネタが提供されています。

その提供されたネタを基に読者が何をするのかと言うと、一つはずばり「考察」です。

「ワンピースとは◯◯である」
「ルフィの本当の能力は◯◯だ!」
「◯◯はいつか仲間になる?!」

みたいな具合に、毎週新しいネタが提供されることで、読者はそれぞれの考察を深め、時には発信することで一種の「考察班」というコミュニティを形成しています。

このように、元ネタを基に読者が勝手に盛り上がっている状態が、コミュニティ作りにおいては一つのゴールになるのでは?と個人的に思っています。

その点において、ワンピースはコミュニティとして完成していると言っても過言ではありません。

この状態に至るためには、やはりネタの継続的な提供は必要不可欠であると考えられます。

ただ、ここで意識していただきたいことがあります。

それは、提供するネタが必ずしも質の高いネタである必要はないということです。

Faniconにおいては、アイコンの方に1日1回を目安にファンの方への発信をお願いしています。
ただ、その内容に関しては特に指定はしていません。

私の体感ではありますが、ファンの方々は凝ったコンテンツが低頻度で発信されることよりも、むしろ「おはよう」「おやすみ」といった挨拶などの何気ない呟きが高頻度で発信されることを求めているように見えます。

とにかく発信が大事です

そのため、皆さんがコミュニティを作られたら、最初の目標として「1日1回は絶対に情報発信する!」と己に誓うことが大事かもしれません。

「継続は力なり」「続けた者勝ち」など、何かをし続けると良いことがあるよ的な言葉は無数にありますが、コミュニティ構築においてはとても大事な要素だと思われます。

我々Faniconも地道に一歩ずつサービス改善を続けていきますので、どうか末永くよろしくお願いいたします。



ということで、何かコミュニティを作りたいのであれば、ネタを提供し続けることがとても重要ですよというお話でした。

この記事が、皆さんのコミュニティ作りに少しでもお役に立てれば幸いです。

では、今回はこのへんで。

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