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なぜ服シェア屋さんが、世の中に生まれないのか?#3

≪仙台で1年間、服シェア屋さんをした話≫
第3回

こんにちは。
服のシェアのお店「THECLO」
を運営するフジナミと申します。
服シェアのお店を始めて1年が経ちました。

ここではこの1年での
感じた事や体験の話をしたいと思います。
最後まで読んでくれたら嬉しいです。

※THECLO(ザクロ)についてはコチラ




前回(第2回)はこちら ↓
≪仙台で1年間、服シェアのお店をした話≫ 





第3回は、
1年間お店を経営して再認識した

なぜ世の中には、
服シェア屋さんが全く生まれないのか。

について話したいと思います。




服シェアをしているお店が
世の中に存在しない理由

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「THECLOは、新しいサービスだ。」

なんて言っていただく事が稀にありますが、「服シェア」自体は全く画期的なサービスではありません。誰でも思いつきます。実際、全国各地で行われている起業家イベント等で「服のシェア」というアイデアは、何年も前から使い倒されてきた耳タコなアイデアです。

「はいはい、また服のシェアね」
「もう聞き飽きたよ」
そんな審査員の方々を鮮明に思い出します。(僕自身)





ところが、
そんなよく聞くビジネスモデルで、
「実際にお店を出した」や、
「WEBサービスとして成功した」
というような話は、全く耳にしません。


(注意)
・エアークローゼット
・メチャカリ   
  etc
はレンタルサービスです。(別途記載)



では、成功者がいないのはなぜか。

実はそれは、
服のシェアリングサービスが、

誰かが儲けようと思ったら
誰も儲からないビジネスモデル

という事実(ジレンマ)があるからです。
この単純かつ究極の問題に尽きます。

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一般的によく言われる
服のシェアリングのビジネスモデル
以下の通り、

≪借り手≫
買うより安価にファッションを楽しめる
≪貸し手≫
手軽にお小遣い稼ぎができる
≪運 営≫
フリマアプリみたいに手数料で大儲け

こちらは真っ赤な嘘絵に描いた餅です。
そんなにうまくいきません。


実際はこちら、

≪借り手≫
使うほど課金され、ストレス大。
≪貸し手≫
手間が多く単価が安い、バイトの方が稼げる。
≪運 営≫
儲からないのに、破損・郵送などのトラブルや責任多数。



「服シェア」実現を目指す人全員がこの壁にぶち当たり、そして多くの人がここで服シェアサービス実現を断念します。




なぜTHECLOは
お店を出したのか?

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それでは、なぜTHECLO(ザクロ)は

「服シェアを辞めなかったのか。」
「なぜ赤字覚悟でお店をオープンしたのか?」

それは一重に、

服シェアが、
「今の時代に絶対に必要なサービス」
だと考えていたからです。

今現在も「THECLO」は必ず
人と人を繋ぐ最高のサービスになる
と確信しています。

※服シェアの価値について書いた
≪第1回≫投稿はこちら



「THECLOの服シェア」のビジネスモデルを
簡単に説明すると以下のようになります。

運営≫ 
定額制の共有クローゼットとなる場の提供
≪ユーザー≫
気軽にいつでも服を借りて、預けて、人と繋がる

シェアサービスとしては異例ですが、
貸し手・借り手を分けないことにしています。
つまり服の貸し借りで金銭授受を発生させないことがよく言うシェアサービスとは違うポイントです。金銭授受を無くすことはユーザーにも確かなメリットがあります。

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THECLOの良い所は、
人と繋がっても、繋がらなくてもいい環境を提供していることだと考えています。通常のサークル等だと、一度行かなくなると何となく行き辛くなる、人間関係を円滑に保たなければと意識して疲れてしまいますが、THECLOではその気遣いは必要ありません。人と繋がりたくないときは服を預けたり、衣替えサービスとしてでも使ってもらって、人と繋がりたくなった時や好きなイベントの時に、他ユーザーと関わる事が可能です。また服を預けているだけで、いつの間にか誰かの人助けになっていたりします。(これも凄くいい体験です。)

自分で言うのもなんですが、
本当いいサービスだと思っています。
利用者が増えるほど良くなっていけます。
そして、

儲けたい人だったらは「服シェアのお店」をやらない。だから、服シェアのお店が世の中には簡単に生まれない。

ことをなんとなく理解していただけたと思います。

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ここまで読んでくださった
皆さんにお願いがあります。


THECLOは、
服シェアを知ってもらう為、
赤字覚悟で、1年間走ってきました。
少しずつサービスも知ってもらえるようになりました。
ですがまだ、ユーザーは少なく、資金も遂に底をつきます。
かなり危機的状況です。
この現状を本当に悔しく思っています。


お願いがあります。
1年だけTHECLOを使ってもらえないでしょうか?
お友達にTHECLOの事を話していただけないでしょうか?

WEBサイト:https://www.theclo.biz/
問い合わせ:info@theclo.jp
(WEBページにには来店予約ページもあります。)

お店では店員がサービスの説明から服を選ぶところまで1から対応させていただきます。1度来て、もし必要ないと感じる場合があってもそれは仕方がありません。まずは、THECLOに触れて頂きたいのです。


THECLOは間違いなく、使う人が増えるほど楽しくなっていきます。
皆さんにTHECLOを利用してもらえること心からお待ちしております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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