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服のシェアは「環境保護サービス」ではないと伝えたい#1

≪仙台で1年間、服シェア屋さんをした話≫
第1回

こんにちは。
THECLO代表の藤波と申します。
私が服シェアのお店を始めて遂に1年が経ちました。これも皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。ここでは1年の想いを少しずつ書いていこうと思います。どうぞ、お付き合い頂けましたら幸いです。

※THECLOは、服のシェアリングサービスです。
THECLOのお店では、好きな時に服を借りられて、自分の服を預けることもできます。詳しくはコチラ

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THECLOのお店ですが、
実際のサービスの話をすると、

「環境問題の事ですよね。素晴らしい取り組みだと思います。」
「レンタルって事ですよね。今の時代に合っていますね。」

と言っていただく事が多々あります。

これは間違いではありません。
ただ、私が知ってもらいたいTHECLOの良さはそこではないのです。もちろん環境にも良いです。でも私が知って欲しいのは、

THECLOを使うことは
「自分のための行動が、他人のためにもなる」

という事実です。
シェアには、人の人生を変えるほどの魅力があります。そんな魅力について知ってもらうためにテーマを3つ用意しました。是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。

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➀バーンアウト症候群


まず、バーンアウト症候群。聞いたことありますか?これは、WHOも2019年に正式に明記した現代人の抽象的な悩みの名称です。具体的に言えば、

「医師にかかるレベルの不調ではない」けれど
「前向きで元気な状態でもない」そんな精神疾患
のことを言います。

「今日、どうしても会社や学校にいきたくない」とか、「日曜の夜になると、憂鬱で辛い」とか、「この仕事、やる意味あるのかな」とか。

病気かと言われると、多分そうでもないけど、
でもつらい時ってありますよね。

バーンアウト症候群は
明確なうつ病と違って、医師からすると「病気」という診断になるものではないけれど、「仕事に対して手ごたえを感じられない」、「自分の仕事が何に役立っているのかわからない」など、本人にとってはつらい状況を指します。

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僕は大学時代からあるこんな漠然とした「不幸せ」な雰囲気を解決したいとずっと思って生きてきました。


➁人ってどういう生き物なのか?

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人という生き物には、色々な特性があります。

・無意識に変化を避ける事
・利益よりも不利益回避を選びがちな事

そんな中に、

「他人の幸せの為に行動すると、自分も幸せになれる事」

という特性があります。
そしてこの特性は、驚くことに

「生まれて来てよかった!!」

そう人が感じるほどのとてつもないエネルギーを持っています。

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具体的な話をします。
僕の敬愛する料理人の話ですが、
その人が料理人を目指すきっかけとなったエピソードがあります。

小学生の頃の話。
両親が共働きで、お母さんは毎日夜まで仕事して、帰ってきてからご飯を作ってくれていたそうです。
その人はある時ふと「そうだ、お母さんは大変だから今日は、僕がご飯をつくろう」と思ってご飯を作ってみたそうです。つくったのはチャーハン。思い返せば、べちょべちょで味も凄く薄かったらしいのですが、お母さんは泣いて喜んでそのチャーハンを食べてくれたそうです。それを見てその人は「ああ、僕は料理人になろう。」と決心し、実際に料理人となっています。

この話から僕が何を言いたいのかと言うと

見返りを求めず、ただ誰かを幸せにしたいと思って行動し、そして相手がそれを喜んでくれた時、それはその人の今後の人生を決定づけてしまうほどの、「とてつもなく強い喜び」を生む。

と言うことです。


③「人のために、何かしたいけど難しい」現状

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➁を読んでくれた方の中にも、今言ったような他人のために動いて喜びを得た体験を実際にしたことがある人や、共感してくれる人がいると思います。

でも、同時にこんなことも考えてしませんか?

「誰かのために、何かしたいと思っているけど、なぜかうまくできない。」「誰かを喜ばせることは好きだけど、いい機会がない。」
「友達の誕生日を祝ってあげたいけど、つい予算を考えてしまう。」 
「ご飯を奢ってあげて、私にメリットがあるのだろうか。」
「お金を貸したとしたら、それは返ってくるのだろうか?私も大変なんだけど。」

ついついそんな思考になってしまいます。なぜか。
  
私たちには
自分の生活が、
守らなければいけない家族が、
叶えたい夢があって

でも
その為のお金も、時間も
全く足りていなくて、
誰かに使う余裕なんて正直作れないと感じている。

誰かに何かしてあげたくて、
でもやっぱり自分も足りなくて、
損なんて絶対したくなくて
どうしようと考え、
動けなくなってしまう。
そして、
その想いをそっと胸の奥にしまう。

これを何とかしたかったんです。
何とかして、人を喜ばせ合う社会を創れないか・・と。


そこで思いついたのが服のシェアリングでした。

・「使わない服が溜まって困る。」
・「もう着ないけど、もったいなくて捨てられない。」
・「誰か着てくれないかな。」

そんな感情と

・「服を買い過ぎたくない。」
・「もっとオシャレしたい。」
・「できるなら環境にも配慮したい。」

この2つの感情をマッチングすれば、
「喜ばせ合う社会」を実現できるのではないか?
そう思って構想し結果できたのがTHECLOです。

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最初は、2週間のポップアップイベントでした。

服の協力を友達にお願いしたら、
あっという間に300着程の服が集まりました。
「ブランド物」とかじゃないけどと言いながら
貸してくれる服はどれも素敵な服でした。
もちろん自分の服もイベントに提供しました。

イベントでは、有難いことに
僕の服も借りてもらえることがありました。
返却の時、
「いつも着ない服が着れてとても楽しかった。」
と言ってもらえました。
今でも忘れません。
僕としては好きだった服なのにとても勿体ないと感じていた。
だから、素敵な服と言われて、着てもらえただけでも嬉しかった。
それなのに感謝までされた。

「あぁ、これは人生最高の体験だ。」と感じました。

お母さんに料理を作って夢を決めた料理人のように
僕も、服シェアをして生きていきたい。
みんながシェアを当たり前にできる社会をつくりたいと思いました。

これが私が、提供したいと考えるTHECLOの価値です。

1年間お店をどうにかこうにか続けてきました。
少しずつサービスを使ってもらえるようになってきました。
でもまだユーザーが足りないのです。
資金もほぼ底をつきました。
かなり危機的状況です。
このサービスの可能性を伝えきれていないことを本当に悔しく思っています。

ここまで読んでくださった皆さんにお願いがあります。


是非THECLOを使ってもらえないでしょうか?
お友達にTHECLOの事を話していただけないでしょうか?

WEBサイト:https://www.theclo.biz/
問い合わせ:info@theclo.jp

(WEBページにには来店予約ページもあります。)

お店では店員がサービスの説明から服を選ぶところまで
1から対応させていただきます。
来てもらって、必要ないと感じる場合は仕方がありません。
まずは、THECLOに触れて、知って頂きたいのです。

THECLOは間違いなく、使う人が増えるほど楽しくなっていきます。
皆さんにTHECLOを利用してもらえること心からお待ちしております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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