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仕事の付加価値を高めるための3つの要素


稼ぎをアップしたい人、自分の願うような働き方をしたい人が意識すべきは「年収」ではなく「時給」である。時給こそ、あなたの仕事が1時間あたりに生み出す付加価値そのものだからである。

1. 時給で考える:仕事の真の価値を知る

ニッポンで働く普通の人の「時給」格差は、800円から8万円と100倍の差がある。一流の仕事は希少性から生まれ、時給に換算するとその差は顕著だ。シニアコンサルタントや優秀な弁護士は、高額な時給で評価されている。サラリーマンや公務員の時給は比較的低くなる傾向があり、これが年収の幅を生む。
この100倍の差は「希少性」から生まれ、誰にもできない付加価値の高い「レアな仕事」は、2つの仕事を組み合わせることで創造できる。そのためには「情報編集力」が必要であり、今の仕事を漫然と続けずに、イノベーションを起こすことが不可欠だ。

2. 100人に1人を目指す:希少な人材になるための努力

21世紀に働く人に必要な2つの基礎知識は、①時給換算で自分の仕事の付加価値を計算すること、②「100人に1人」を3つ掛け算することで、希少な人材になることだ。これからの時代を生き抜くためには、情報編集力を身に付け、今やっている仕事で何かしらのイノベーションを起こし、100人に1人の存在になることが重要である。この掛け算で希少な付加価値を生み出そう。

3. キャリアを3つ掛け合わせる:信任を築く三角形モデル

人は何かをマスターするのに1万時間かかると言われている。しかし、天才でない人が「希少性」を高めたければ、キャリアを3つ掛け算することが重要だ。三角形モデルでは、左下が「経済がどうなろうと食っていけるプロの仕事」、右下が「前者と掛け算すると相乗効果のある仕事」となり、頂点が具体的な仕事や状態を指す。このキャリアを3つ掛け合わせて希少性を獲得し、信任を築くことが大事である。

4. 情報編集力を鍛えよ:納得解を導き出す能力

成熟社会に入り、問題には「正解」がないことが増えてきた。こういう時代に求められるのは情報を「処理」する能力ではなく、「編集」する能力である。自分の頭の中で知識・技術・経験を組み合わせ、その時の状況の中で最も納得できる「解」を導き出す能力が必要だ。これは他者とのコミュニケーションにも繋がり、共通の「納得解」を見つけることが大切である。

5. 遊びの要素を大切に:変化に柔軟に対応

情報編集力を鍛えるには、遊びの要素を大切にすることが重要だ。クリティカル・シンキングやイマジネーションを活かし、物事を柔軟に捉え、発想を広げることが求められる。自分の頭と他の人の頭を「つなげる力」が大切であり、他者の知恵や技術を活用して「納得解」を見つけ出すことが成功への鍵となる。
これらの要素を組み合わせて、自分の仕事の付加価値を高め、時給を向上させることで、より充実したキャリアと生活を築くことができるだろう。


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