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意図ある余白から新しい可能性を手に入れるって話

自身の生き方を問い直す手段として断捨離は示唆を与えてくれるものではないか、と僕は感じている話です

断捨離や人生における法則みたいなお話に興味・関心をお持ちの方が読んでくださったら嬉しいことこの上ないっすねぇ…

と言いますのも,昨年退職して生活環境を少しずつ変え始めることをきっかけに,1年以上断捨離に関して考えてきたことで,自分に一定以上の蓄積が少なからずできてきたような気がしてきたので,まとめて言語化してみようと思った次第であります!


0 要旨:断捨離をしてみたざっくりな感想

単純に人生を変えることができる大きなきっかけになったと思う!

幸福感・自己肯定感が爆上がりだし,自分以外のことに関する執着がどんどんなくなってきているしで,デメリットをほとんど感じない(あるっちゃあるけれど大したことではない訳で).

なにせ,毎日何かしらの1つのモノや習慣など,自分の意思決定に関わるコトガラを断つようにしていまして,ひたすら継続してきたことでそうしないと気持ち悪いと感じまでになってしまった…

自分の意思決定の一つひとつに,どんな意味があるかを客観的に分析・判断する能力が磨かれる感覚もある.

何か別の事象にレバレッジを効かせることができることこそが断捨離の本質の一つなのかもしれないと感じている.


1 経緯と目的:そもそも何故,断捨離をしようと考えたか

1.1 出発点

約1年前の断捨離を始める前を思い返すと,もうなんのこっちゃレベルの状態でしたねぇ…

◆そもそもモノ・コトを「無意味に(思考停止で)」「溜め込んで」いた
◆そしてそのことに対してかなりの無頓着(意識改革の必要性ありすぎた…)
◆引越しで「まじで面倒くさいな…」って感じていた
◆ミニマルな生活すれば幸福感高まるんじゃね…?ってなんとなしに思った
◆いつでもどこへでも身軽に動けるようになりたかった

1.2 どこへ向かいたくなったか

「自分の人生を変え続けていきたい」
と,ゆるふわ・超絶漠然ではあるけれど,退職前からふんわり抱き始めて,退職にあたり根本的に時間配分・人間関係・住む場所(大前研一さんからの受け売り)を変え始めた.
その一環で,自分の意思決定に関わっているモノ・コトを,本当にマストなのか吟味・選別すれば,幸福感に寄与するんじゃないかって思った.
暫定的に,ミニマル主義にシフトすることで,多方位にコストレスなライフスタイルを追求する,というディレクションを自分の人生に課してみた(ている).
これから人生のミッションステートメントもよりシームレスに具体的に変わり続けていくのだろうな(遠い目)

1.3 何故,断捨離なのか

そもそも断捨離ってなんだろう,というところから認識を整えることにしてみた

断:入ってくるいらない物を断つ。
捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
離:物への執着から離れる。

この3点を知った時は,けっこう衝撃的だったっけ…
ただ捨てるだけでなく,その前後に心的描写があるということを認識することができたことは,獲得できたこととして非常に巨大だ

出発点とどこへ向かいたくなったのか,を考えた時に,ミニマルな生活をするのがどうやら自分にとって適しているのではないだろうか,そしてその手段として断捨離がいいのだろうと思い,敢行しようと考えたわけであります


2 対象と方法:どのような断捨離を営んできたのか

2.1 ビフォー断捨離

◆断捨離0.0:3年前の引越し時で,50箱弱の段ボール+大きい家具・家電…
考えただけでゾッとする…
2DK→3DKとファミリータイプな感じの完全に持て余す部屋を2連続で借りていたことも要因として大きかったのかもしれない
過去を振り返ると,確かに僕はモノ・コトを手離すことをあまり考えたことがなかったし,何より実践が完全に少なかった
そりゃモノがたまりまくること山の如しだわ,よく考えたらあまりにも必然の結果だった…笑

◆断捨離1.0:1年前の引っ越しで10数箱の段ボール+大きめの家具・家電
退職して一念発起,ミニマリストに少しずつ近づこうと断捨離をすることを決めて,自分なりに割と多くのものと決別できた

2.2 対象と方法→そうした理由

断捨離1.0を経て,大まかな基準しかないなと感じ,できるだけ再現性のある基準を実験感覚で策定してきました
断捨離2.0は,以下のような感じになりましたとさ

◆断捨離対象を「モノ(物質)」・「思考様式(精神)」・「習慣(行動)」とした(とても詳細な説明は今回省きます)
→自分にとっての『資源』『コスト』とは何かを定義することから考えました

資源:時間|精神エネルギー|健康|人間関係 など

コスト
:一時的もしくは長期的にみて,資源を明らかに増やさず損なう一切の営み(『無用の用』は除く) 
→ 例:自分の行動や長期的な未来に対して投資材料にならないネガティブ思考|使用頻度が高くないアプリケーションやサービスの登録・使用|一方的な「テイカー」との付き合い|連絡先|喫煙 など

資源を管理する上で,関わってくるのが「モノ(物質)」・「思考様式(精神)」・「習慣(行動)」の3事象に抽出されてくるな,と考えたのでこの3事象を主な断捨離対象としました 

MustHaveか,NiceToHaveか,それ以外かをラベリングした
MustHave:ないと本当に困るorあると本当に嬉しいモノ・コト
 例:iPhone|PC|衣類・靴|バッグetc…
NiceToHave:なくてもいいけど,あると助かるorそれなりに嬉しいモノ・コト
 例:スーツケース|一眼レフカメラ|筆記用具|イヤホン|財布|布団etc…
それ以外:言葉そのまま笑
→優先順位が明確になるんじゃねぇかな…?って思ってやり始めてみた,これをやると一気に捗る

「機能」に着目して,単一のモノで済ますか重複するモノで済ますか意思決定した
◆何かを手離す場合は,別な手段で代替できるか|似たようなそれを入ってこないようにするためにはどんな手段が必要か,までを考えるようにした
◆所有する場合は,何故必要なのか,所有することで何を得ることができるのか,仮に手離せるとしたらどんな条件なのかを言語化するようにした
→ミニマリズムを鍛える筋トレみたいな感覚でやっております

◆毎日,断捨離対象を認識して,何かしら1つを手離す習慣を繰り返す(ことで,認識力とか習慣自体が強化される)
→ミニマリズムを鍛える筋トレみたいな感覚でやっております

◆某掲示板や某フリマアプリで130数品くらい販売したり,知人にお譲りしたり,あらゆる「要らない」を少しずつ断行したり捨行したりした
→価格が発生してお譲りもできるし,何より感謝してもらえることも多いので,おすすめの手法です!自分も感謝を伝えられるしで,精神的にもグッド笑

2.3 アフター断捨離

◆今回の引っ越しで,段ボール数箱+服を入れるカラーボックス+本150冊くらい(軽トラ1台・1人で楽勝の移動)
これくらいの物量になると,心が軽くなり晴々とする
無駄な習慣も少しずつ少なくなり,接続感レスになり,精神状態もいい感じに

◆引越し後,シェアハウスにて生活することで,断捨離3.0を徐々に推し進めている次第でございます
NiceToHaveItemsをシェアするってなんだかいいね


3 教訓と展望:何を学び,何につなげていきたいのか

箇条書きではありますが,こんなこと感じました一覧

◆モノ・コトを引き算(≒所有せず)したところで,1人の人間としての価値はなくならないどころか,自分を認めるきっかけになる

◆何に執着しているかに気づく(可能なら言語化も)だけでも心が楽になるし,一つひとつの執着から離れることができた時はもはや快感

◆そんな簡単に人間死なないし,本当に必要なモノ・コトって考えている以上に多くないどころか少なくて済む

◆物質・非物質を,意図を通じて持たないこと・非接続状態はとても心地よいということ

◆コストレス体質(時間・金・その他労力)になるとそれに拍車がかかって非常に健全なサイクルが生まれるし,より強化されうる

◆自分に必要・不必要なコト・モノに敏感になる→行動様式・思考様式がアップデートされる

◆自らとの対話を深めるきっかけになる

◆メタ認知の強化・客観的に固定観念に気づくことができる

◆幸福度が単純に上がる(あらゆる何かに対する期待条件がless化しまくるのがよき要因なのかも)

◆時間(経験の密度・人との対話)を大切にしようとする精神が養われる

今後は…余白を重要視して生きていきたい
アンテナを張っている分野のチャンスが舞い込んできた時にノータイムで飛びつけるように,常に嬉しい偶然を全力で歓迎できるように

そして以下のゴールやタスクも意識しながら,徐々に本質的に自分の生き様に関して考えていきたい所存でございます

MustHaveItemsをリュック1つで収める

NiceToHaveItemsを含めて200点以内に収める

◆紙媒体の電子書籍化(OCRはマスト)

◆思い出の品々との決別(そのために思考・精神様式の更なる更新と経験が必要)

◆必需品のサブスク・シェア化(ゆくゆくは,服やカバンや靴などをレンタルに切り替えたい)

MustHaveItemsの機能をアップデート&厳選(精神高揚する「いいね!」を付加してくれるやーつ)→早い話,投資に関して考えるってことですね


※サムネイル:200105早朝の九十九里

#考え方 #断捨離 #ミニマリズム #ミニマリスト

世界が豊かになるように,まずは自分がささやかな豊かさを味わわせてただきたく。