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出口を探して


夜の首都高は近未来。


僕は君のことを考えながらハンドを握っている。


だけど君は他のやつの腕の中。


僕よりは君のことを大事しないやつ。


僕より君のことを知らないやつ。


そいつのせいで君が泣いていることを知らないやつ。


この宝石箱をひっくり返したような道を、ただ出口を探して走っている。


君にたどり着きたいのに。

遠いんだ。



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