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こたつの話

またうっかりこたつでうたた寝した
1日活動すると、1日ダウン。2日以上活動すると2日ダウン。
病気以来体力が落ちて、気力も落ちている。
生死に関係のない病気なのだけど、平衡感覚がおかしくなっていて、歩いたり家事をしたりしていると、ふとした瞬間にバランスを崩し転倒したり、ぶつけて痣を作ったりしている。

昨日は、子育てエピの日付確認で、連絡帳類を読み返していて、
楽しかったことだけでなく、封印していた記憶も一緒にフラッシュバックして、とても疲れていた。珈琲を飲んだ後、いつの間にかこたつで横になり、深夜2時に目覚めた。少し荒れたままの部屋を片付ける。白湯を飲む。


昔読んだ本のこと

白湯を飲みながら、こちらへ戻った頃 友人に薦められて読んだ本のことを思い出す。

タイトルは忘れた。
生活保護を受給して、ちくわの天ぷらを作るお母さんの話。気分転換?に居酒屋に通うお母さんの話。そして、こたつに半分入った状態で餓死されたお母さんの話。当事者への取材をもとに書かれた、シングルマザーと子供と生活保護の話だった。


いちばん古い友人からの支援だけど…

昔なら庄屋と言われるような農家に嫁いだ友人が、支援物資?とともに持って来た本。読書好きの彼女が薦めてくれた本だったので、「なんでこれを読ますんやろ?」と不思議に思いながらも、嫌悪感で吐きそうになった。
それからも、彼女は時々『支援物資』を持って来た。冷蔵庫で味の落ちたきゅうり10本。家でも食べてるしと芽の出たじゃがいも10個。納屋に放してあったから持ってたという大きな大根は、煮てみると筋ばかりでふがふがしていた。穴の空いた松茸からは小さな虫がたくさん出てきた。彼女の個性的な野菜は、子供との2人家族には多すぎて、結局すぐにダメになり捨てることが多かった。

わたしの親戚にも農家の家族があり、成長不足や虫喰いで、市場に出せない作物は、親戚で分けて食べていたし、農家の嫁はそういうものなんかなと思った。あの本を読んで、私たち親子のセーフティーネットになろうとしてくれていると、友人の善意を受け取ってきた。


冬が来た時、わたしはこたつを捨てた。

それでもこたつ餓死は、あまりにも縁起が悪い。
小学生の息子はこたつのないへやで、いろんなものを広げてのびのびと遊んだ。息子に小児喘息があったので、割高だが乾燥や埃の出にくいオイルヒーターにした。食事はキッチンのダイニングテーブルで全て完了。子供が成長すると、こたつのあった場所は、単に通路になった。掃除もしやすかった。


こたつ ふたたび

子供が大学生になり下宿へ引っ越した。そして色々怪しくなってきた母との同居が始まった。こたつが好きの母のために、介護ベッドのそばにおける、小ぶりのこたつを購入した…。ある日、母は寝返りで背骨を骨折した。胸椎の圧迫骨折だった。そして、またこたつを片付けた。

母がいなくなり、リビングの介護ベッドを返却し、乾燥が苦手で再びこたつを引っ張り出した。更年期が終わり、冷えが戻ってきていたし、ノートPCやタブレットを使うにもこたつは、ちょうど良かった。

でもなぁ。うたた寝してて脱水でふらふらは、かなわんなぁ…

3月に入った。こたつ、どうするかなぁ…
と、こたつでコレを書いている…w

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