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6歳から11歳 学校が始まる

要約

6歳から11歳では、学校で過ごす時間が多くなり、また友達と過ごす時間も多くなってきます。また頭の中で処理できることも多くなってゆき、自分と他人の比較もし始めます。親は子供の成績だけにとらわれるのではなく、子供の好奇心が向いているものを知るように努め、子供の長所をしっかり褒め伸ばしてあげることが大切になります。さもなければ、子供は劣等感を感じ、それは子供たちが大人になってからも続いていってしまいます。


内容

ここでは、6つの主要な発達理論を一つずつ紹介し、それぞれの特徴や主張、子供が社会で生活する中で、どんな影響を受けて育つのかを伝えてゆきます。さらに、それぞれの理論から考えられうる、子供が健康的に成長するために必要なことを考察しながら、具体的な例を挙げてゆきたいと思います。

理論だけ言われても、"で、どうすればいいの?"というのが私自身も経験してきたことですので、できるだけ応用がきくように書ければと思っています。


思い

子供が学校に通い始めると、学校での時間やスポーツチームに所属するなどして、家にいる時間は極端に少なくなります。それは特に、親とコミニケーションをしなくて良いと言うことにはなりません。家族と過ごせる時間が少なくなるからこそ、より濃い触れ合いをする必要があるのだろうと思っています。食事の時間などは、家族が一緒になってとれると良いですね。


フロイトという人の発達理論(心理性的発達理論)より

フロイトは、人間のすべての行動には必ず心理的な裏付けがあり、その裏付けのほとんどが"無意識"であると言っています。つまり、私たちが普段意識的に行っていると思っている行動でも、実はそのほとんどが無意識という領域の支配を受けているというのです。

発達過程において、身体の特定の箇所の感覚が敏感になり、それらが満たされることで、その後も精神的に健康に成長できるとしています。

これらは、これまでの記事の中でも述べてきました。


フロイトは6歳から12歳辺りを潜伏期としています。

この期間に特定の身体の箇所は無く、性エネルギーは抑制され、異性の関心が薄れてきます。

そして、この歳辺りから学校に通うようになり、家族以外の他人ともさらに交流をしてゆきます。

ですから、エネルギーはより学校、スポーツ、趣味や友達との関係に向いてゆくとしています。

新しいスキルや知識を身につけることや、自分のコミュニティで同じ性別の友達と遊ぶことが増えてきます。

この時期には社会性を身につける時間、本人の自信を獲得する時間でもあります。

この時期を健康的に通過できないと、大人になってから未熟さが現れ、社会で立ち回り、他人との関係を構築するのに苦労すると言われています。

で、どうすればいいの?

- この時期になってくると、子供は1人で行動を多くするようになると思います。ですが親としては子供と関わる時間を今まで以上に能動的に計画し、見本として社会性や人とのコミュニケーションの取り方などを見せて行くことが必要になります。

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