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人間の発達過程

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人が生まれてから、死ぬまでの間に、どのような発達過程を辿っているのかについて書いています。 また、親子の関わり、対人の関わりが、その人の一生に与える影響についても言及しています。…
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記事一覧

65歳以降 自己統合と絶望

要約人がもつ防衛反応について言及しています。我々の生存を確保するためには必要な反応ではありますが、行き過ぎてしまうと精神的に不健康な状態になってしまうとも言われています。 この65歳以降の時期になると、記憶力が衰えてきたり、身体が衰えてきたりします。しかし、新しいスキルはこの時期でも身に付けることができます。 年齢的なこともあり、友人などがいなくなっていってしまうこともあります。ですが、新しいコミュニティーに参加するなどして、人と人とのネットワークを広げる事も健康的な精神

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40歳から65歳 人生の折り返し、そして存在意義

要約フロイトのエディプスコンプレックスとバンデューラの社会的学習が、男女の役割を形成する上で、どのように関係し合っているのかについて考察します。 また、この時期の大人は子供を育てたり、社会的に貢献しているかなどによって、自分の人生の満足感を得るかどうかが変わってきます。 人生の折り返し地点に入っていくこの時期で、自分の存在意義を見失うと、停滞と言う状態に陥ってしまいます。それを避けるためにも、積極的に社会と関わりを持つことが大切です。 内容ここでは、6つの主要な発達理論

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親密or表面的 18歳から40歳

要約18歳から40歳、今までとは異なり、年齢の括りの幅が広がりました。これは物事を吸収するスピードが変わるということでもあるかもしれませんが、この時期は他人により焦点が当たり、他人に貢献することで生きる意味を見出してゆくということでもあります。親密という感覚を獲得できれば、他者との関わりから育まれる愛を持つようになります。また、より高度に抽象的な思考も可能になります。広範囲の人との関わり、そして同時に少人数との濃い関わりが人生を豊かにしてゆきます。 内容ここでは、6つの主要

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大人への階段 11歳から18歳

要約この時期の子供は相手への思いやりを獲得してゆき、社会規範もより強く意識し始めます。また、抽象的な考えもできるようになり、親などを自分自身で決定を下す為の情報源として使い、自己価値観"私は一体誰?"を模索し始めます。そして、ソーシャルメディアなども多く利用し、自分のコミュニティを広げ、さらに知識、能力を蓄積してゆく時期になります。 内容ここでは、6つの主要な発達理論を一つずつ紹介し、それぞれの特徴や主張、子供が社会で生活する中で、どんな影響を受けて育つのかを伝えてゆきます

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6歳から11歳 学校が始まる

要約6歳から11歳では、学校で過ごす時間が多くなり、また友達と過ごす時間も多くなってきます。また頭の中で処理できることも多くなってゆき、自分と他人の比較もし始めます。親は子供の成績だけにとらわれるのではなく、子供の好奇心が向いているものを知るように努め、子供の長所をしっかり褒め伸ばしてあげることが大切になります。さもなければ、子供は劣等感を感じ、それは子供たちが大人になってからも続いていってしまいます。 内容ここでは、6つの主要な発達理論を一つずつ紹介し、それぞれの特徴や主

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模倣する3歳から6歳

要約3歳から6歳辺りになると子供は自分のアイデンティティを模索し、構築し始めます。多くの人と関わり、社会性を身につけながらも自分に誇り、自信を持って人生を歩める土台を作って行きます。さらに、悪いことも、良いことも、周りで起きていることを観察し吸収していきます。健康的に成長できる環境を整えてあげながら、親たちも自分自身の言動に注意していくことがさらに必要になってきます。 内容ここでは、6つの主要な発達理論を一つずつ紹介し、それぞれの特徴や主張、子供が社会で生活する中で、どんな

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言葉を操る1歳半から3歳

要約この期間に子供は言葉も覚え始め、自立への自信を身につけ、いろんなアイデアを創造力と想像力を持って繰り出してゆきます。行動を模倣するのも、自分で判別しながら行います。そんな中、親は、特に子供に影響を与える存在であることを自覚し、その立ち振る舞いが、子供の将来の言動のベースとなってくることを理解し、意識してゆくことが必要になってきます。 内容ここでは、6つの主要な発達理論を一つずつ紹介し、それぞれの特徴や主張、子供が社会で生活する中で、どんな影響を受けて育つのかを伝えてゆき

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愛着探し0歳から1歳半

要約0歳から1歳半の子供は、周りに頼らないと生きてゆけません。自分でどうすることもできないからこそ、自分がどう世話をみてもらえているかを敏感に感じています。そこで信頼感や、希望を見出し、"自分はこの世に生きていていいんだ"というふうに感じます。だからこそ、一貫した世話や温かいぬくもりを与え続けることが大切になってきます。 内容ここでは、6つの主要な発達理論を一つずつ紹介し、それぞれの特徴や主張、子供が社会で生活する中で、どんな影響を受けて育つのかを伝えてゆきます。さらに、そ

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