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学習初心者、ガチ勉強をする 勝負の学習後期!


試験2ヶ月前にして、ようやく資格合格を目標を定めて勉強し始めることになり、イノシシの猛ダッシュが繰り広げられます。


1.ビデオ講義を見ない

そもそもなぜこんなに勉強に対してストレスを感じていたのか。
考えた結果、

会社から通わせてもらっている、資格合格を目指す学校でのビデオ講義が絶望的につまらない。

でした。
少なくとも、私には理解できずに合わなかった。
このビデオ学習が理解できたら、もう合格じゃね?と思うレベル。
しかもこれに半日費やす。眠たくなってしまう。無駄にしか思えない時間がストレスでしかなかったのです。

だから、まずはこのビデオ講義を流しはするものの(流さないと講義の単位がもらえない)、見ないことにしました。
そして、完全自習に振り切りました。

2.テキストを読まない

もうひとつ、私を戸惑わせていたのがテキストです。
大事なことがたっぷり書いてあるテキストで、それこそ資格学校のノウハウが詰まったものです。

だがしかし、ボリュームがありすぎる!
ビデオ講義と同じで、読む気にもならないし、何が書いてあるか理解できない。

うっすらでも基礎知識がある前提のつくりになっているので、初学者の私にはとてもハードルが高く感じました。

そこで、これを読むのを諦めて、その代わり巻末の索引を使って、辞書として使うことにしました。
次に紹介する問題集で、分からない言葉をテキストで調べる。
そんな使い方にしました。

この2つをやらないと決めたのは、
ひとまず勉強に対してストレスになることを排除しようと思ったからです。

やればやるほどテンションが下がることを回避する。
これは今年になって勉強を始めた私が、勉強から学んだことでした。

3.全然わからなくても問題集を進める

そもそも論ですが、目的が違えば勉強方法も変わります。
今回の私の目的は、『資格取得』です。
建設業を100%理解することではありません。だから、極論で言うと、

内容が全部理解できなくても、試験で正解を回答できればいい。

そうなると、一番大事なのは、ビデオ講義でもテキストでもなく、問題集だということに気が付いたのです。

この問題集も、過去何年分の試験に出題された問題を集めたもので、資格学校のノウハウそのものです。

これを、ひたすら解くことにしました。

昔、頭のいい同僚に資格の勉強方法を聞いた時に、「全然わからなくても、ひたすら過去問を解く」と話してて、「なんてトリッキーで、とんちみたいなこと言う人だ」と思ってました。

今回、この学習砂漠を乗り切る為に、賢い人(敬意を表して、彼を「スマートさん」と呼ぶことにします)にアドバイスを求めると同じことを言われました。

自分とポテンシャルが明らかに違う人のアドバイスも、まずは聴き入れてやってみる。

みんな、イチローから野球は習いだかるのに、勉強に関しては、頭のいい友達のアドバイスでも、何故か「あいつは頭がいいから」と言って、世界線の違いを理由にやらない。

人は、矛と盾を巧みに操る動物ですね。

しかし、私は「プロの初心者」を目指す人間です。
人のアドバイス通りにやるというのが、「プロの初心者」としての立ち振る舞いと心得ております。

とは言え、残された時間からすると、なかなか勇気のいることでした。

「これだけ振り切った勉強をして、合格できなかったらどうしよう」
と、失敗する未来が頭にチラついたからです。

自分の行動を制限するのは、いつだって自分しかいないのです。

こうなった時に私が思い出すCMがあります。
Pascoの「超熟」です。

そう、余計なものは入れない。

これ以上グズグズしている時間はないのです。
余計な邪念で動けなくなるくらいなら、あれこれ考えず、ひたすら突き進もうと、数秒で邪念を追い払いました。

4.これから始まる大レース

方針を決めたら、2ヶ月でどれくらい問題集をやるか、です。
まずは、問題集を毎日30問は必ずやると決めます。(朝昼晩で各10問ずつ)
1周するのに、2週間くらいかかると計算して、試験までに4周できると、スケジュールに書き込み、それに従い動きました。

ここで無理なスケジュールを立ててやろうとすると、試験までにHPが減り過ぎてしまいます。大人の勉強は、日常生活を脅かしてはならぬものです。

数日、毎日30問を試していけそうだなと確信してから、ゴーしました。

そうと決まれば、あとはひた走るだけ!!
脳内で流れてくる曲は、これです。

これから始まる大レース ひしめき合っていななくは
天下のサラブレッド4才馬 今日はダービーめでたいな (それいけ!)
走れー走れーマキバオー 本命穴馬かきわけて
走れー走れーマキバオー 追いつけ追い越せ引っこ抜け

「走れマキバオー」より

原曲ではなく、あえてマキバオーというところは、年代も含め、お察しください。

この資格試験を社内で受ける人間は、私含め3人いました。
ゼロからのスタートを切った私は、目の色を変え、マキバオーレベルの猛追をかけることになるのです。

5.諦めが悪いとはいいこと

生活をハックしながら、勉強する日々。
試験2週間前に、模試を受けました。
実はこの試験、一次、二次があります。しかし、同日試験のくせに、一次合格しないと二次は採点すらしてもらえないシステムです。

だから、一次をメインに勉強してきました。
結果、模試は一次ギリ合格点、二次壊滅的です。

ここで模試の結果を、スマートさんに話したところ、残り2週間を一次試験に全振りした方がいいとアドバイスを受けました。

「一次のみ合格」というのが存在するので、きっちりそれを狙うべきだと。
まぁそうですよね、合格点だったとはいえ、勘で当てたところも結構あったので、ごもっともなわけです。

私も一度はそうしようと思いました。
でもね…心が全然納得してないんですよ。

周囲は言います。
「ゼロから一次合格できるところまでたどり着いただけすごいよ」って。
頭では理解していても、勝負の世界にいたクセが抜けないんです。

半分合格したって、意味ねーんだよ。

三井バリのあきらめの悪さです。
あんな飛び道具も持っていないので、花道の方が近いかもしれません。

シロートだからよ。フン。

そうなんです。
巧者にはできないことをするのが、初心者、素人のいいところなのです。

初心者がアドバイスを聞くことは、めちゃくちゃ大事です。
だからこそ、そのアドバイスがどうにも聞けない時というのが、自分の意志が現れている時なのです。
そして、自分の意志を自分で引き受ける時なのです。

かっこいいこと言ってますが、ただの負けず嫌いです。

話を戻します。
そうして、私はスマートさんのあらゆる視点からのアドバイスを含め、決めました。

残りの2週間のうち一週間で、過去数年分の次試験問題を割取る。8割取れれば、本番合格ライン6割取れるはずだ。
それから二次の勉強もする。まだ格も諦めない。
名付けて、「1825作戦」です。(前文の太文字に注目)

その日から、過去に出題された試験問題集を購入し、毎日8割を目指して試験形式に立ち向かっていきました。

6.試験本番は置いてくるだけ

それから2週間。
私は試験会場にいました。

1825作戦は良い効果を生み、必ずではないものの、一次問題で8割取ることもできるようになり、滑りこみで二次の勉強もしました。

やれることは全てやった。
二次対策は完全に、時間が足りなかったけども。
今日ここに、今までのすべてを置いてこよう。

試験は滞りなく進み、無事に終わりました。
自己採点では、一次は余裕で合格。
気が付けば、一緒に受けた3人の中で一番高得点でした。
ありがとう、マキバオー。

二次の結果は、採点不可が多く、どうなるかわかりません。
結果は来年です。忘れた頃にやってきます。


こうして、私の勉強生活は終わりました。
受験生並みの解放感が半端ない!!
最近は、勉強に充てていた時間を、ご褒美に買った桃鉄で満たしています。

受験後記は、また後日書くことにします。

つづく!!


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