出会いと別れと連休と
4月も終わりという事で、今年も沢山のお別れがありました。
毎年の事なんですが、慣れる事はなく。
卒業、就職、転職、転勤、引っ越しなどなど。
皆さんに「行くな」と言ってみたんですが、そんな言葉は聞いてもらえず。
毎週会っていた人、毎月会っていた人がいなくなるというのは、殊の外寂しいのです。
ただ、皆さん口を揃えて言ってくれる事がありまして。
「また来るので、お店は続けててください」と。
社交辞令だとは思わないぐらいの関係性を築いているので、真に受けようと思います。
ちゃんと来てくれるだろうし。
ただ、これはある種の呪いでもありまして。
僕が「やめたいぞ」と思った時の、引き止める要因になるのです。
だから、出会いの数だけ別れがあるので、その分、呪いが溜まっているのです。
僕が転生したら確実に呪霊となる事でしょう。
(呪術廻戦を読んだばかりなのか?)
(奥渋の地縛霊)
「年に数回しか来ないくせに、何で続けなきゃいけないんだ」と冗談半分で言ってみたんですが、「まあいいじゃないですか」と言われまして。
たしかに「まあいいか」と思いました。
お店が無かったら出会う事はなく、お店が無くなったら二度と出会う事もない。
これは紛れもない事実で、重い。
7年ちょっとやっていると、こんな人が日本全国、なんなら国外にもいるようになってしまいました。
そんな人と会えるのは、大型連休の時ぐらいです。
あっ、明日から大型連休が始まりますね。
どうなるかな。
コロナ前がどうだったか全く記憶にないんだよな。
暇も嫌だけど、あんまり来すぎても疲れてしまう。
経営者の僕と、労働者の僕のせめぎあいです。
売上と疲労が比例する商売は、常に自分との戦いなのです。
ただ、誰と会えるかは楽しみにしていて。
何年ぶりとかって人もいるんだろうな。
覚えてない可能性もあるから、軽く初めてではないアピールしてくれたら助かります。
「覚えとけよ」って思うかもしれないけど、そこは諦めてくれ。
どんな勉強よりも人の顔を覚えるのが苦手なのだ。
という事で、明日からの営業を楽しみにしています。
疲れてるであろう僕の癒やしになってください。
来なかったらここで恨み辛みを書こうかな。
心当たりがある地方の常連さんだった人、特にお待ちしていますね。
書かれるぞ。
(呪い返し)
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