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暑さにやられる
「ここが目的で来ました!」
この声を聞く度に、おじさんは心配なのです。
目を輝かせて言う事じゃないんです。
この灼熱の東京で、テイクアウトのお店を目的にしてどうするんだと。
そんな事を言うと「どこに行けばいいですか?」と、聞かれる事があり。
これがまた、おじさんを困らせるのです。
22歳まで神奈川に住んでて、
22歳〜25歳まで東京、
25歳〜26歳は大阪、
26歳から現在まで東京なんですが、僕の行動範囲は狭く。
神奈川:横浜、鎌倉、川崎(チネチッタ)
第一次東京:渋谷
大阪:難波、梅田
第二次東京:渋谷、新宿
35年間生きてきて、行った事のあるエリアはこんなもんで。
足を踏み入れたという括りにすれば、もう少し増えるかもしれませんが、目的を持って行った場所となると、本当にこんなもんで。
何が言いたいのかというと、僕は何も知らないのです。
行ったほうがいい場所、見とくべきもの、食べたほうがいいお店。
何も知りません。
だから、うちを目的に来てしまうと途方に暮れる事になります。
さて、何をしようかと。
役に立たなくて申し訳ないのですが、知らないものは知らないですし、その為に努力しようともならなくて。
つまらない男なんですよ。
というか、ここまで書いといてですが、つまらんな。
この文章は。
何も思いつかなくて、昨日あった事を振り返っていたら、とある姉弟を思い出して。
住んでる所は遠いんですが、昔から通ってくれていて、今回はピスタチオの為に来てくれて。
この姉弟がいつもうちを目的に来るから、その度に説教をするんです。
「うちはついでに来る所だから、他に目的を持ってきなさい」と。
よし、ここから広げようと思って書き始め。
『なぜ、うち目的で来てはいけないのか』
テイクアウトのお店だし、僕が何も知らないから。
ゆっくりする事も出来なければ、提案をされる事もない。
ただただ、灼熱の東京に放り出される事になるぞ!
こんな警告をまず書こうと。
次に、『じゃあ何で僕は何も知らないのか』
行動範囲が異常に狭いから。
これは今に始まった事ではなく、生まれてから今までをざっと洗い出した所、本当にひどく狭くて。
晩年のクリスチアーノ・ロナウドのプレーエリアぐらい狭いかもしれません。
『じゃあなぜ狭いのか』
僕の趣味が家で完結する事ばかりだから。
友達もいないし、人混みは嫌いだし、早く家に帰りたいし。
という事で、何も知らないまま大人になってしまったのです。
最後、『なぜ、これを書いてて面白くないのか、ならなかったのか』
自分の中で新しい発見がないのと、こんな事に誰が興味を持つんだと、冷静になってしまった事に原因があり。
時に冷静さは足枷となり、盲目な時のエネルギーは無限大なのです。
そう、恋のように。
・・・・・
主観と俯瞰が行ったり来たりの読みにくい文章となってしまいました。
あれです、暑さのせいです。
書き直すのも面倒なので、このまま提出させてもらいます。
皆様も暑さにやられないように。
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