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普通の美味しさ

普通に美味しいカフェラテとは何か。

僕が思うに、飲み慣れた味である事。

でも、普通よりもちょっと美味しく感じる事だと思う。

これが目標というか、目指してる味です。

特別感は必要無いと思っていて。

というのは、他のお店で飲めますからね。

僕よりも技術と知識があり、それを提供する強い意志のあるお店が。

そこと同じ土俵で戦っても勝てないし、そもそも僕はそんなコーヒーを飲みたいとは思わない。

ちょっと言葉足らずだった。

毎日飲みたいとは思わない。

僕が今まで生きてきて、コーヒーは特別な物ではありませんでした。

ただ、休憩する時のお供に。

ただ、読書をする時の相棒に。

ただ、時間を潰す時の道具として使ってきました。

特別な物ではないんですが、じゃあこれが他の飲み物に置き換わるかと言うと、そうはならなくて。

紅茶、抹茶、お酒などなど。

その他のドリンクに相棒は務まらないのです。

一人でいたい時に似合うのは、やはりコーヒーだと思っていて。

じゃあそのコーヒーが不味かったら。

最悪ですね。

そんなお店にいる自分も嫌になります。

でも、そのコーヒーが特別に美味しかったら。

この上ない至福。

とは、意外とならなくて。

特別なものは特別な時にとっておきたくなるんです。

だから、日常にはなり得なくて。

特別に感じるコーヒーほど、一度でいいかとか、誰かを連れて行く時になります。

でも、僕のコーヒー体験は圧倒的に一人の時が多くて。

そうなると、特別に美味しい所はリストから外れます。

じゃあ、チェーン店にするかと言うと、それは違くて。

さて、どうしたものか。

と、なる人がきっと僕以外にもいるのではないか。

普通の美味しさというのは、探すと意外と無いのではないかと思っているのです。

毎日飲んでも飽きないし、いつ飲んでも美味しく感じられる。

誰もが飲んだ事のある味だけど、でも、なんか美味しいよねと言ってもらえるような。

ハードルを上げてるんだか、下げてるんだか。

特別な美味しさは非日常。

僕が求めてるのは日常の延長。

各コーヒー屋によって提供したいものが違っていて。

上とか下とかは無いと思ってるけど、まあきっと有って。

ただ、何を言われようと、僕は自分が作る物が好きで。

それは自分が望んでる物が作れてるからで。

これを誰かが否定しようにも、僕の過去や求めてるものがベースにあるので、否定しようがなく。

だから、何があろうとぶれる事は無い。

これからも普通の美味しさを提供しようと思っています。

なので特別な日ではなく、普通の日に来てください。

前日から「明日は行くんだ!」と、意気込まなくて大丈夫。

いつでもやってるので。

思い立った時に来てください。

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