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手を抜かずにやったから

ピスタチオが終売しました。

予定期間よりも1週間ぐらい早く終わってしまった。

最初から最後までよく売れたな。

申し訳ないと思いつつ、本来の準備数の倍を用意したから十分だとも思っている。

手を抜かずにやった。

これは自分を納得させるのに一番有効だと思う。

もっとこうしとけば。

あの時ああしてれば。

たられば。

これは自分にとって毒だ。

真面目な人ほどこの毒は長く心を蝕む。

だから手を抜かない。

やれる時にやれる事をやる。

それは大きな事だけじゃなくて、目の前の小さな事でも。

ピスタチオの追加発注なんて物凄い小さな事。

売上に換算しても大した額じゃない。

これで減るお客さんの数も微々たるものだろう。

(そうであってくれ)

(うちはカフェ・ラテ屋だぞ)

だから別に最初の準備数を売り切ってさっさと終わってもよかった。

仕込みに時間かかるし、

作ってて楽しくないし、

何よりも手が痛い。

(これが一番やめたい理由)

(爪が割れると日常生活にも支障がでる)

自分への言い訳はたっぷりある。

期間限定商品が予定よりも早く無くなるなんて、飲食店では普通の事だし。

でも、追加発注しよう。

そう思ったのは、後悔をしたくなかったから。

あれは甘えだったな。

と、終売した時に思いそうだったから。

まだやれる。

まだ喜んでくれる人がいる。

ならやろう。

こんな感じ。

だから終売した事にぶーぶー言わないでくださいね。

もし言おうもんなら僕は遠慮なく不機嫌な顔をすると思うので。

約2ヶ月も販売してたけど来れなかった?

そんなに忙しい毎日を過ごしてたの?

優先順位が低すぎたんじゃない?

あの時行っとけば。

もっと日々の情報を追ってれば。

たられば。

後悔は心を蝕む。

来年は早く来ようね。

また来年お会いしましょう。


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