お金について
「お金は大切である」
そんな事が書かれた記事を読んで。
「もう何度も擦り倒されてるテーマなのに、まだ書くか」
そんなツッコミを入れつつ読んでみると、擦られ過ぎた故の、全方位戦略を取っていて。
お金は大切である。なぜなら、大切な人を守れるから。
お金は大切ではない。なぜなら、それ以上に大切なものがあるから。
お金は大切である。なぜなら、選択肢を広げられるから。
お金は大切ではない。なぜなら、それを得る為に失うものがあるから。
もうええって。
全部どこかで聞いて、どこかで見たぞ。
順張りも逆張りも、出尽くしたんではなかろうか。
そんな事を思ってます。
それでも気になってしまうのが、お金の魔力でして。
日本人は相手のプライバシーに興味を持ってしまう人種でもありますからね。
お金なぁ。
「無尽蔵に欲しい時期」→「生きていく分でいいか時期」→「店を続けられる分が欲しい時期」→「リタイアする為に欲しい時期」←今ここ
「無尽蔵に欲しい時期」は、妖怪物欲お化けだったからで。
あの服が、あの靴が、あの鞄が。
大学生の時は、稼いだお金を全て注ぎ込む事が出来たので、物ばかりを買っていました。
これが落ち着くのは、就職してからで。
「生きていく分でいいか時期」に、突入します。
飲食の給料が低い事は分かっていたので、もう物はいいかと思い。
仕事量と給料は割と比例していくので、そこまでして物を買いたいのか?
否、クローゼットは既にパンパンである。
自分が生きていく分には、いくら必要か。
20万ちょっとの手取りがあれば、楽しく生きていけそうだ。
お金のかからない人間で良かったと思いました。
これが変わったのは、お店を始めたからで。
「店を続けられる分が欲しい時期」は、最低限の売上が欲しいという意味で、そこに僕の個人的な支出は含まれていません。
あれが欲しい、あそこに行きたい、あの子と遊びたい。
無理無理無理。
借金の返済、固定費の捻出、休まずに労働。
そうまでしてでも続けたい気持ちが強く、というか、走り出したら止まれないのが店舗経営で。
こんなにお金のかかる事は人生に無かったので、全てはお店の為にという感じでした。
そして今、思っているのが「リタイアする為に欲しい時期」で。
お店が安定し、落ち着き、歳を重ね、さてどうするか。
リタイアというと、今後何もしないって思われそうですが、そういう事ではなく。
お金の事を考えずに、好きな事をしていくにはどうするか。
これを考えると、行き着くのはお金なんです。
とんち?
違う違う。
お金=不安を消す為の道具
お金=何かを始める為の道具
お金=誰かを助ける為の道具
性格的に、後先考えず無一文で新しい世界に飛び込む。とかは出来ないので、それをやる為の蓄えですね。
お店を続けるにも、お店を畳むにも、移住するにも、英語を学ぶにも、結婚をするにも。まあこれは無いか。
お金は必要なので。
「お金は大切である」
その理由は、その時に置かれた状況による。
ただ、僕が書きたかったのは、これではなくて。
こんなのは、擦り倒された文章で出くわした事があったと思うし。
続きは、また明日。
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