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嬉しいけど怖い

4月に入ってから、懐かしい人が会いに来てくれる事が続いていて。

果たして、何の虫の知らせだろうか。と、少し怖くなっています。

8年ちょっとやっていると、様々な出会いが積み重なり。

お店をやっていて良かったと、素直に思います。

ここがあるから出会えたので。

前に書きましたが、僕は奥手の中の奥手で。

自分から連絡をとって、誰かと会う事は基本的にありません。

だから、会いたい人がいる時は祈るんです。

「来てくれー頼むー」と。

ただ、そんな願いは通じないので、諦める事を覚えました。

いや、もともと相手に期待をしない性格なので、諦める気持ちが強化されてしまいました。

「また会えたらいいな」

そんな人が沢山いて、この希望を途絶えさせない方法は一つ。

お店を続ける事なんです。

「奥手中の奥手 aka 秘境」の僕は、お店が無くなると会いたい人の誰とも会えなくなってしまいます。

仲の良い常連さんでも、個人的な連絡先を知ってる人は極僅かで。

「来てくれー頼むー」と祈る相手は、その何倍もいて。

だから、お店を続けないといけない。

「連絡先を聞いとけばいいだろ」という声も聞こえてきましたが、それは違うんです。

会おうと思えば会えるんです、多分、この時代、誰でも。

そうじゃなくて。

それだと楽しさは半減するといいますか。

祈りが通じた瞬間の高揚感を知らないな?

会いたいなーって思ってたら、ガチャッと入って来た時の気持ち。

まあ分からんか。

出会いがあり、歴史となって、僕の記憶に刻まれてる人がいて。

お店を始める前は、環境が変わる度に関係性が途切れていたけど、今は違い。

途切れさせない努力は出来るようになりました。

お店を続ければいい。

その祈りを受け取ってか、最近は会いに来てくれる人が多く、それが続いている。

なぜだろう。

特に理由も無く来てくれてるからな。

やはり虫の知らせなのだろうか。

検査に行くべきなのか。

嬉しいはずなのに怖さが勝つ事ってあるんだな。

まだ生きてるうちに会いに来てください。

縁起でもないけど。

でも、あんな事を書いてたなー。

と、数カ月後にこれを読んだ人が思うんだろう。

いや、ほんと、縁起でもない。


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