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空き地とか無駄を大切に

今日はこの記事から。

都会にあるものは、全部そうです。草木が生え、虫が生息している土地のことを「空き地」と呼ぶのは象徴的です。すべてのものが、人間のためのものという前提なんですね。

養老さんらしい言葉です。

僕はまさにそういった場所を空き地と呼ぶタイプなので、有り難いお言葉でした。

僕みたいな小賢しいタイプは、時に自分の考えに囚われてしまうのです。

考えてない人よりかは考えている。

この根拠なき自信が、耳を閉ざす原因になっていて。

だから僕は、好きな人の言葉はしっかり聞こうと意識していて。

養老さんはその一人です。

なんせ、『バカの壁』世代なので。

考え方が違う人がいる事を知ると、寛容になれるといいますか。

その切り口かー。と、発見が面白く。

なので、意見が逆だから論破してやろうなんてのは、下の下だと思ってます。

どちらかのみが正しい事なんてないので。

養老さんの「空き地」の捉え方。

僕は文字通りの空き地ではなく、時間の使い方を考えました。

脳の容量としての空き地とも言える。

何もインプットしてない時間がもったいない。

そんな考えに支配されそうになります。

無限にコンテンツがあって、いつでもアクセス出来る環境にいるとね、より加速するんです。

目の前のお客さんに対しても、早く帰ってくれないかと思ったり。

正直に書きすぎか。

でも、そんな時に、あーこれはおかしな事になってるなと自覚するのです。

頭に詰め込みたいのは、興味ある事柄が多いだけで、それ自体は悪くないと思っていて。

でも、だからといって、それ以外の時間を無駄だと考える事には警鐘を鳴らし。

自分の欲を優先しすぎると、本当の孤独になってしまうぞと。

尊敬する人の言葉しか耳に入れないとなると、もっと嫌な奴になりそうですし。

だから、あらためてお客さんとの会話は大切で。

「天気いいですね」

とか

「彼氏と喧嘩しまして」

とか

こんな無駄な会話が、人たらしめるのではないかと思うのです。

(無駄とか言うな)

無駄な会話からの発見もありますしね。

(だから無駄って言うな)

「彼氏と会話が噛み合わないんですけど、どうすればいいですかね」

こんな事は、言われて初めて考える事で。

良い頭の運動なのです。

空き地とか無駄を大切にしないとなと。

意味ばかりを求めないようにと。

小賢しい人ほどこんな言葉が耳に入らないんだろうけど。

そんな人には『バカの壁』を読ませてください。

多分、今読んでも古さを感じないと思うので。

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