空き地とか無駄を大切に
今日はこの記事から。
養老さんらしい言葉です。
僕はまさにそういった場所を空き地と呼ぶタイプなので、有り難いお言葉でした。
僕みたいな小賢しいタイプは、時に自分の考えに囚われてしまうのです。
考えてない人よりかは考えている。
この根拠なき自信が、耳を閉ざす原因になっていて。
だから僕は、好きな人の言葉はしっかり聞こうと意識していて。
養老さんはその一人です。
なんせ、『バカの壁』世代なので。
考え方が違う人がいる事を知ると、寛容になれるといいますか。
その切り口かー。と、発見が面白く。
なので、意見が逆だから論破してやろうなんてのは、下の下だと思ってます。
どちらかのみが正しい事なんてないので。
養老さんの「空き地」の捉え方。
僕は文字通りの空き地ではなく、時間の使い方を考えました。
脳の容量としての空き地とも言える。
何もインプットしてない時間がもったいない。
そんな考えに支配されそうになります。
無限にコンテンツがあって、いつでもアクセス出来る環境にいるとね、より加速するんです。
目の前のお客さんに対しても、早く帰ってくれないかと思ったり。
正直に書きすぎか。
でも、そんな時に、あーこれはおかしな事になってるなと自覚するのです。
頭に詰め込みたいのは、興味ある事柄が多いだけで、それ自体は悪くないと思っていて。
でも、だからといって、それ以外の時間を無駄だと考える事には警鐘を鳴らし。
自分の欲を優先しすぎると、本当の孤独になってしまうぞと。
尊敬する人の言葉しか耳に入れないとなると、もっと嫌な奴になりそうですし。
だから、あらためてお客さんとの会話は大切で。
「天気いいですね」
とか
「彼氏と喧嘩しまして」
とか
こんな無駄な会話が、人たらしめるのではないかと思うのです。
(無駄とか言うな)
無駄な会話からの発見もありますしね。
(だから無駄って言うな)
「彼氏と会話が噛み合わないんですけど、どうすればいいですかね」
こんな事は、言われて初めて考える事で。
良い頭の運動なのです。
空き地とか無駄を大切にしないとなと。
意味ばかりを求めないようにと。
小賢しい人ほどこんな言葉が耳に入らないんだろうけど。
そんな人には『バカの壁』を読ませてください。
多分、今読んでも古さを感じないと思うので。
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