良い循環。僕の理想。
この間、久しぶりに来てくれた常連さんがいます。
昔は近所に住んでいて通ってくれてたけど、引っ越してなかなか来る事が出来なくなってしまった。
それでも、機を見ては顔を出してくれる。
「久しぶりですみません」
そんな事を言わなくてもいいのに。
優しい常連さんです。
久しぶりの再開で心配だったのが、凄い痩せてた事。
人の変化に全然気づかず、数々の失敗を繰り返してる僕が気がつくぐらいに。
「大丈夫ですか?」
「ストレスで。でも、もう大丈夫です。」
無理をしてる感じはあったけど、底からは脱却した明るさを感じたので少し安心しました。
ドリンクを作り、近況の報告。
すると、次のお客さんが。
話は途中だったけど、「また来ますね」と常連さんは退店された。
うん。やっぱり好きだ。
うちの常連さんは気が利く人が多い。
僕はそういう人が好きなので、また来てほしくて丁寧な接客を心がける。
お互いに良い時間を過ごせるから、また来てくれる。
(と、思っている)
良い循環。僕の理想。
話が途中で終わる事が多く、そこに少し不満を持つ事もあるんだろうけど、それはそれで良いのかなとも思う。
これは店側の都合になっちゃうけど、また話しに来ようって思ってくれるんじゃないかと。
そう思ってくれてたら嬉しい。
一昨日も、大学生の頃から通ってくれてる子が来てくれた。
社会人になり、新しい環境で奮闘してる様子を話してくれた。
すっかり大人になり、考え方も大人になり。
もっと色々話したそうだったけど、その時に居た別の常連さんに気を遣ってくれて、手早く退店。
良く出来た子だ。若いのに。
また話しましょう。
僕はコミュニティを作るのが苦手です。
なんなら好きではありません。
お客さん同士を繋げるお店がよくあるんですが、あれは嫌なんです。
(そういうお店を否定してる訳ではない)
(ただ、苦手なだけ)
友達の友達は友達。
これが全く理解出来ず、それをされると友達すら嫌になります。
(これが友達のいない原因)
僕は関係性を一対一でしか築けません。
相手によって話す事、話し方、声のトーンや、テンション。
全部が変わるので。
だから、困るんです。
あなたとの僕と、あなたとの僕は別人だから。
だから、常連さんが溜まるようなお店にはしたくないんです。
それを敏感に察するのか、自然と入れ代わり立ち代わり方式になった今の店。
居心地が良い。
だから続けられる。
僕の居心地の良さを常連さんも理解してくれている。
だからか。
乱す人がでてくると、目立つのは。
僕も常連さんが作ってくれる環境に甘えないように注意しなきゃな。
今の環境は当たり前じゃない。
いつもありがとうございます。
またお店でお話しましょう。
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