お店に立ち続けた結果
様々な理由でお店に立ち続けた結果、どうなってるか。
お店は7年ちょっと続いている。
飲食店は結果が全てだと思っていて。
その結果も経営者によって考え方が違うんだけど、続けられてるという事実は重い。
瞬間最大風力が凄かろうが、全盛期の店舗数が多かろうが、今どうなってるかが大切だと思っていて。
お店を続けていて感じるのは、僕以上にお店の事を大切に思ってる人が多いという事だ。
これには驚いてる。
僕が「もうそろそろ、、、」とか思っていても、許してくれない。
誰の為に生きてるんだろう。
たまに考えなくもないけど、必要とされるのは純粋に嬉しい。
「5年ぶりに来ました!遠くに引っ越してしまったから来れなくて」
「年明け以来です。あまりにも忙しくて外にも出てなくて」
「無くなったらどこで愚痴を言えばいいのか」
この前の週末だけで、こんな会話が繰り広げられるのです。
よっぽど辞めそうって思われてるのかな。
ここで愚痴を吐きすぎたか。
ライトな人からヘビーな人まで、様々な理由でうちが無くなると困る人がいて。
「そんな事を言いながら、無くなった途端、他のコーヒー屋に行くんだろ!」と、人間不信の僕は思うんだけど、真に受けてる所もあって。
お店なんて需要が無くなったら勝手に潰れるんだから、潰れるまでやってみるかというのが今の気持ち。
無くしたくないのなら、通いなさい。
冗談はさておき。
誰かの為にお店を続けている。
これは本当にそう思っていて、でも、僕はそれが楽しくて。
個人でSNSをやらないのも、寂しさを感じないのも、人生つまらんと思わないのも、お店があるからで。
お店が楽しいってのは、ドリンクを作る事ではなく、お客さんが来てくれるからで。
そのお客さんはドリンクをそっちのけで話しに来てたりもして。
あくまでもお店に行く為の言い訳でしかない、カフェラテは。
常連さんの比率がよそがどうなってるのか分からないけど、僕が働いていたチェーン店の時には考えられなかった比率になっています。
僕がお店にいるから。
だけではないけど、要因の一つなのは間違いない。
自分でそんな事を言うのは痛いやつ。と思いつつも、これはどこのコーヒー屋も同じだろう。
ちゃんとやってる人ほど、人の大切さを理解していると思う。
お店が閉店した時。
「ほれみたことか」
と、思われるのか。
「あそこが閉店するなんて」
と、思われるのか。
人が死んだ時にその人の価値が分かる。
こんな言葉を聞いた事がありますが、これはお店でも同じだと思っていて。
うちが閉店した時にどう思われるか。
今の所、沢山の参列者が来てくれると思っている。
誰も「ほれみたことか」とは思わないだろう。
だって、毎日営業してるんだから。
これほど分かりやすく頑張ってる姿はない。
いや、一つだけ言われる場合があるか。
僕が体調を崩した場合だ。
「ほれみたことか。あれほど休めと言ったのに」
こう言われない為にも健康には気をつけなきゃ。
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