見出し画像

モデルとなったお店はない

モデルとなったお店ってあるんですか?

先日お客さんに聞かれて考えてみて自分でもビックリしたんですが、お手本としたお店はないんです。

ただ、他のお店がやってる事はやらないようにしようとしたのは覚えてます。

浅煎りだったり、スペシャリティだったり、ハンドドリップだったり、エアロプレスだったり。

オープンした頃はコーヒースタンドブームだったので、ほとんどのお店がこれらをやってた気がします。

そしてほとんどの人が有名店出身だったり、自家焙煎をしていたりと、それらを提供するのに説得力がありました。

そんな所に勝負を挑んでも勝てる訳がないと思ったので、相手の土俵で戦わないようにしようと考えました。

これからコーヒー屋を始めようって思ってる人はちょっと考えた方がいいかもしれません。

高品質の豆、腕の良いバリスタ、有名店出身。

これらではもう差別化は出来なくなっています。

都内は特に。

そうなると価格競争になりやすく(他店よりも安く)収益を生み出す事が難しくなるので、どの土俵で戦うのかは大事。

ちょっと脱線しました。

モデルとしたお店はない変わりに、反面教師として参考にした所は沢山あります。

それはドリンクだけじゃなくて、接客の部分も含めて。

効率的なオペレーションや利益を追求した結果、クオリティを犠牲にしてた部分はしっかりとお金をかけなきゃなとか。

接客は何でも要望に応えたり迎合しすぎてしまうと店がブレるなとか。

ここで働いてる俺カッケーみたいなサービスは見ていて寒いなとか。

結局行き着く所は、

自分が飲みたいドリンクを作って、自分が受けたいサービスをするってのが一番無理も矛盾もなく出来るなって思います。

(その先にお客様が喜んでくれてる姿が想像出来なきゃ駄目だけど)

(それがなきゃただの自己満足)

当たり前の事を書いてるけど、これは1人だから出来る事だと思ってます。

今これを書いていて思ったけど、反面教師として一番参考にしたのはここかもしれない。

人によってサービスが違う、味が違う、会いたい人に会えない。

これが嫌でした。

これを解決するには自分がずっとお店にいればよくて、他のお店との一番の差別化になると思ってます。

この前1人で営業する事のデメリットを散々書いたんですけどね、、まあメリットも書いとかなきゃね。

今はドリンクだけじゃ差別化は厳しいかなー。

簡単にパクられちゃうので。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?