撤退のラインを決める事の重要性
今日はこの記事から。
僕も国や東京都の政策にはグチをこぼします。
ふざけんなと思ってます。
でも、これは少し違うかなと思いました。
店舗の賃貸契約の中に、退去する際は改装した店舗を元の状態に戻す原状回復義務があり、高額の解体費用を捻出できず店じまいしたくてもできない人もいるという。
撤退の際の原状回復。
これは飲食店経営者なら誰もが知ってる事です。
確かに苦しいです。
売上が伸びず、先も見通せない。
でも、解体費用が払えないから営業を続けざるを得ない。
これは違うんじゃないかな。
損切りを早めにしないと傷口は開くばかりです。
お店を始める人は決めておいた方がいい。
貯金がいくらまで減ったら店を閉めるのか。
これを決めておかないとずるずると営業を続けてしまう。
この前も書いた借入の話。
無利子無担保で借りられる。
それなら借りておこうか。
これは危険な考えだと思います。
お金があると錯覚してしまう。
冷静に考えられる人なら大丈夫とか思うでしょ?
それでも、きっと難しいだろうな。
目の前のお金、減っていく売上、見通せない未来。
これらを前にして、冷静にドライに判断はきっと出来ない。
決断を先延ばしにしてしまう。
その結果起きるのが、冒頭に引用した記事みたいな事。
そうなる前に手を打たなければならなかった。
でも、先送りを続けた結果、貯金が減っていって店を閉められなくなった。
これが一番最悪なパターンです。
これからお店を開く人は教訓にするべきだと思います。
撤退のラインを決める。
これはお店のコンセプトとか、商品とか、事業戦略とか。
これらよりも大切な事かもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?