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生きとし生けるもの
こんばんは、なおつぐです。
今日は劇団四季のライオンキングを見ました。劇団四季のチームプレイに圧倒されました。
今までの自分であればシンバのストーリーにしか視点がいかないかったのだと思いますが、今日はそれぞれのキャラクターの性格であったり劇団員の動きまで見ることができてうれしかったです。
個人的に感じたことを二つだけシェアします。
<一つ目:劇場に登れない団員の気持ちはいかばかりだろう>
何事においても一つの物事を極めるというのは競争がつきものです。
晴れてメインの役職に就けた団員はうれしいだろうけど、一生懸命努力しても選ばれなかったり故障してしまうこともある。
当日団員が万が一故障したときにどこにでもいけるように、裏では役職をもらえなかった人が自分の出番はまだかと待機していることでしょう。
「舞台は成功してほしいものの、自分の出番も欲しい」という複雑な感情にさらされている人もいると思います。
すべての団員が懸けてきた想いを自分の目に映ることがないというのが大変残念です。
一生懸命頑張っても誰からも見届けられずに終わってしまう。これはスポーツの世界にもありがちですが、遺憾でしかありません。
「努力は必ず報われる」そう信じないと人は生きていないから、こんな人たちがきちんと輝ける世界になることを切に願う次第です。(自分を含め)
<二つ目:スカーの孤独>
スカーはライオンキングの中では権力におぼれた悪党として登場しますが、自分には寂しさがすごく伝わってきました。
誰にも認めてもらえなかったから、暗殺や略奪に走るものの「愛」の存在に気づけず人に嫌われた
「いい迷惑」で片づけるのも簡単ではあるんですが、
「どうしてそうなっちゃったの?」って親身になって聞いてくれる動物が一匹でもいればこんな結果にはならなかったと思うんですよね。
少なくとも自分は大人になってもそういう人を見て見ぬふりをする生き方はしたくないですね。
<最後に>
一番心に響いたのは、ムファサの「命あるものは全てが関わりを持ち、釣り合いを保っている。王はそのことをよく理解しなければならない。小さなものから大きなものまで、あらゆる動物に敬意を払うのだ。」という言葉ですね。
自分という存在は生命の循環の中の一つの要素でしかなく、それを人生という短い時間の中でどう体現するのかということに尽きるのだと思います。
これを読んでいるみなさんにとって今日という日がかけがえのない一日になっていたなら幸いです。おやすみなさい
なおつぐ
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