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これからの男の子たちへ  第三章 読書感想文

要約 日本の学校教育の中での性教育は足りていない

>包括的性教育とは

包括的性教育とは、性をセックスや出産のことに限定せず人間の心理的、文化的、社会的な面も含めて広く人権にかかわる問題として捉えること。
韓国では、性暴力に遭いそうになった時の対応や相談先など性暴力から身を守ることも重要視されている。

>ポルノ動画について

男性視聴者を想定しているアダルトコンテンツでは、女性の心身に対する配慮がひどく欠けるところもよく見受けられる。
「潮吹き」「出会って3秒で合体」「中だし」やモデルのスカウトなどとだまし意に反してAV出演を強要されるのもある。

避妊をしないセックスは女性に対する暴力であるし、女性が望んでいないセックスも同様であるということを認識すべき。


>セックスにおけるリスク

コンドームも失敗率は3~14%ほどあるし、妊娠だけはどうしても女性にのみ負担がかかる。
セックスをする前に必ず男の子が自分で考える機会を持ち、女性を傷つけない行動をとらないように周囲の大人が情報提供をしその責任の大きさをしっかりと把握することが必要である。

>セックスにおける有害な男らしさ

誰かの肩をマッサージする時は、「ここが凝ってるの?」とか「強すぎる?」といったコミュニケーションをするのにセックスになった途端に、「女の体のことは俺のほうがよくわかっている」といった振る舞いをする男性もいる。
これは「女性に対して性的に優位に立ちたい」や「女性にリードされるのは恥」といった意識の表れでこれも「有害な男らしさ」が発現した現象である。

セックスは権利でも義務でもないし、通過儀礼でもない。お互いの体を介した相手とのコミュニケーションであるので成長に伴って少しずつ自分のセックス観を持てればよい。


>感想


性についての発信は、重要な情報や価値観でありながら「自分が発信するのは恥ずかしい」といった障壁があると思うので
多くの人に自分の発信が届きまずは個人で考えてみるということを実践してほしいです。

自分がこういうのに興味があるのはやっぱり人との対話が好きという価値観が根底にあるなと思う。良質な人間関係を科学したいなぁ。

AV制作会社がAVはファンタジーであるというのを前提としているというのは、どうしても建前にしか聞こえない。だったら、ファンタジーであるということを視聴者に認識させるテロップであったり性教育動画として成り立つようなものも配信するべきでは。

高校時代、スマホがなくてどうしてもエロ本が欲しくて学ラン来てコンビニでエロ本を買おうとしてレジの店員さんに止められたのはいい思い出(笑)

今日も素敵な一日になりますように

なおつぐ

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