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“未来の海のために身近にできることから一歩ずつ” ことこ / 京都府内高校 1年 / 京都チーム

THE BLUE CAMPに参加する学生たちを、それぞれがエントリー時に提出した自己紹介およびエッセイとともに紹介します。京都チームは、高校生1名、調理学校生1名、大学生5名(うち1名水産研究)の計7名です。

"未来の海のために身近にできることから一歩ずつ"

今回紹介するのは 筆口琴子(ことこ) です。

彼女は環境問題に関心が高い高校生。ただ環境問題を知ることに留まらず、行動し伝える活動を行ってきました。彼女はある意味、これから学生としての自由度が増えて活動を広げていくことができる時期。キャンプで学んだことを糧に彼女はどんなアクションを起こしていくのでしょう。彼女が起こしていくうねりによって、救われる生き物は沢山いるのではないでしょうか。

応募時 自己紹介

私は幼い時から生き物に興味がありました。そして、小学校高学年の時から地球環境問題に関心を持つようになりました。人間の経済活動により生き物が減少、絶滅していっている現実を知り、手遅れにならないうちに何かせねばと焦りを感じました。

いま私にできることは身近なことでしかありません。でも、様々な活動をできるだけ多く参加することによって、地球のためにできることを模索し続けようと考えるようになりました。今までは、亀岡で行われたToyota主催の保津川清掃、鴨川の清掃などのリヴァークリーン、プラカードを作ってfriday for future のマーチなどに参加してきました。

個人では、学校の下校時にゴミ拾いしたり、パンを入れるビニール袋を削減するためにタッパーを持参したり、イベントがあるときにはマイボトル、エコバックはもちろんマイハシや、お弁当箱、お皿を持参し、その中に料理や飲み物を入れてもらいました。また、これらの活動をインスタに投稿し、見た人に環境問題に対して私たちにできることを伝える取り組みも母と一緒にやってきました。また、変化する海の環境問題と水中の生物の関係について関心があります。

私は自然の問題を一番に受けているのが海産物だと考えています。年々変化する海産物がどのような影響を受けているのか、知らないことが多い海の問題を理解していきたいと思っています。

応募時 エッセイ 
「海と食の未来について思うこと、取り組みたいこと」

私が海の環境問題に関心を持った一つの理由はマイクロプラスチックストーリーという映画を見たことです。映画では当時の私と同じ年齢の子供たちが海の中で起きている環境問題について調べ、未来の海のためにできることを研究していました。そして、自分たちに今できることを仲間と協力して自主的に取り組んでいました。

特に印象に残ったのは、大人の人たちを巻き込み、説得し、協力していたところです。校長や、学校調理員の人に相談し、no plastic 給食を企画したり、調査したことを市議会で大人の人たちを前で発表するなど一人ではできないことを仲間と協力し、子供にできないことを大人の人に伝え協力する姿勢に心を打たれました。私は今まで自分だけ、家族だけで活動してきましたが、それだけでは足りないと気づきました。これからの未来に必要なのは一人ではできないことをみんなで協力し、周りに伝え、全体を動かす力だと感じました。これを見て私は海の環境の大切さ、今起きている海の中の問題について知らないことが多すぎたと思いました。それだけでなく、これからの未来を受け継いでいく私たちがどのように未来を変えていけるか考えさせられました。

これから取り組んでいきたいことは自分が今まで理解しきれていなかった海の問題について知ること、そして、私と同じように環境の問題に関心のある仲間と交流し、考えを分かち合い、一緒に協力して未来の海のためにできる活動を行うことです。

もう一つ私が思うこと、取り組みたいことがあります。私は高2から一年間の留学へ行きます。その中で日本の食卓について海外の人に伝えられることができたらいいなと思っています。私は今まで海外に住んでいたため日本の新鮮な海産物の文化をあまり知りません。でも、日本は海に囲まれた地形で世界のどこよりも昔から海にかかわってきた国だと私は考えています。だからこそ、日本の食文化について環境問題とともに海外の人に伝えたいと感じています。

私がもともと留学に行こうと思ったのは世界で問題となっている環境問題についてほかの国の人たちがどのように考えているのか知りたかったからです。そんな中で一番環境の変化を受けている日本の海産物についても伝えられたらと思っています。そのためにはこれからもっと日本の海の環境について、海の食文化について海外の人に説明できるまで学びたいと考えています。

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