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時間を整える

 今年に入ってから、スマートフォンに時間管理のアプリを取り入れた。
 前回前々回の記事を書きながら昨年の行動を振り返っているうちに、どうも仕事が終わってからの時間の使い方に無駄があるように思えたからだ。

 実際に、先月のある一日のアフター5から就寝までの流れを書き綴ってみると――

『仕事から帰宅(17時過ぎ)→ネットサーフィンでニュースチェック→お酒飲みつつ夕飯→長風呂(防水テレビで海外ドラマ視聴orなろう系小説を読みながら)→PCゲーム(APEXorPUBG)→読書→就寝(24時過ぎ)』

 一見てんこ盛りに見えるが、中身は実にダラけたタイムラインである。長風呂のドラマ視聴や読書は半ば眠気に襲われながらなので内容は大まかにしか入ってないし、APEXやPUBGだって立ち回りや戦略無視の頭空っぽな脳筋プレーだし、肝心の読書だってせいぜい寝る前の20分程度――これが30過ぎた男性の過ごし方として正しいのかと問われると、やはり疑問符をつけざるをえない。
 まあ週に一日くらいならば休養日的な意味合いであってもいいのだろうけど、さすがに毎日これでは、ぐうたら兄貴(by弟)などと揶揄されても文句は言えない。

 そんなわけで、ダウンロードしたアプリに、今週から帰宅後1時間は読書の時間、寝る前の1時間を(書きかけの)なろう小説の執筆時間に充てるよう設定している。すると設定した時間になるとアラームが鳴るので、

 思い返せば、中学の定期考査前は常にスケジューリングをしていた。
 というのも、定期考査の二週間前になると、担任からテスト当日までのタイムスケジュール用紙が渡されていたのだ。用紙には1時間毎の縦罫線が刻まれた横棒グラフが十数本分が記されていて、そこに毎日の勉強スケジュールを記入し、それを基に勉強を進めていく。グラフの横にはその日の成果や反省を記入する欄があり、当時ロボットの如く生真面目一直線だった僕はスケジュール通り勉強を進めては、担任の教え通りにその日の反省を記入していたものだ。
 結果として、テスト前のスケジューリングを遵守し続けていた中学時代は、常に学年5番以内の良好な成績を収め続ける事が出来た。もちろんテストが簡単だったり塾に行っていたのも一因だろうけど、やはり一番の要因はその日の勉強のプランを立てて実行し、反省した上で翌日のプランを組み立てていくという、いわゆるPDCAサイクルを自然と実行していたからなのかもしれない。

 今回の時間管理アプリの導入も、そうしたサイクルの習慣を徐々に確立させていきたいという思いからの決心だったりする。
 おそらく立派な社会人なら入社1年目辺りには自然と身に付けていたりするのだろうけど、就職というレールから逸してしまったフリーターの僕は、この年齢になってようやくその大切さを自覚したという事だ。何とも恥ずかしい話ではある。


 そんな感じで、導入して一週間。
 果たして生活習慣がどう変わったかというと――


『仕事から帰宅(17時過ぎ)→読書orネットサーフィン→お酒飲みつつ夕飯→長風呂(なろう小説読みながら)→PCゲーム(APEXorエロゲ)→読書or小説執筆(1時間)→就寝(24時過ぎ)』


おい、どうした! ほとんど変わってないやんけ!!?

 でも読書含めエロゲ等インプットの時間は増えているし、小説の方も徐々に筆が乗り始めているので、ここから徐々に実りのある新しい生活リズムを整えていける……はず?

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