バンドやグループの『解散』と『再結成』がやっぱり微妙な件
火曜日は音楽ネタの日、
こだわっているわけではありませんが、先週に続いてチェッカーズです。
彼らが本当にやりたかった音楽は、『ザ・ベストテン』で女子中高生からキャァキャァ言われるアイドルではなく、あくまでR&BやDoo-wop、Oldies系でした。
だから、事務所からチェック柄の衣装を渡され芹澤廣明氏の書く楽曲を歌うことは『仕事』でしかなかった。フミヤは、この芹澤ワールドから抜け出して自分たちの楽曲で勝負したかったし、一方で高杢は自分たちを人気者にしてくれた芹澤氏に感謝していた。
でも、高杢のチェッカーズ時代の『リーゼント&ヒゲ&サングラス』姿を見ると、やはり彼なりに自分らしさを貫くべく抵抗していたのかもしれません。
彼らの故郷は松田聖子と同じ福岡県久留米市で、電車で30分もあれば福岡市の繁華街である天神に出てこられます。天神には、あの甲斐バンドやチューリップ、井上陽水、長渕剛や海援隊を輩出した伝説のライブ喫茶『照和』があって、高校生の時のフミヤが毎週通ってきては、『子供の入る店じゃなか!』と追い返されたと言われています。あの童顔のフミヤですから、中学生くらいに見えたかもしれません。
改めて調べると、武田鉄矢が『フミヤが小学生の時に下駄履いて照和を覗きに来ちょった』と言っていたとの記事もありますが、小学生は眉唾かと思っています。
いずれにせよ、彼の音楽好きは筋金入りですね。
さてこれまで、星の数ほどの音楽ユニット・バンドが結成し、解散してきました。
『音楽性の不一致』という理由も多いと思います。
結成した頃にみんなで追いかけた夢が叶い、その先、メンバー毎にやりたいことの方向性が違ってくることもあるでしょう。
リードボーカルだけが目立ってしまい、いろいろな仕事のオファーが殺到して当人は舞い上がり、他のメンバーとの軋轢が生まれて… みたいな話は、映画『ボヘミアンラプソディ』でも目の当たりにした通り。
そして、場合によってはケンカになったり、罵りあわなくとも疎遠になったり…
そうやって解散したバンドは幾つもありますね。
ケンカしてしまって、双方が大人であるが故にどちらからも歩み寄ることができず年月だけが流れて…。或いは、奇跡の和解が成立して再結成したり…。
そういえば、漫才界でも10年間の不仲を克服して仲直りしたコンビが居ましたが。彼らの場合は、『お客様が自分たちコンビの漫才を期待してくれているなら、仮面でも偽装でも仲直りしなきゃ』というプロ根性からかもしれませんが…
話しが逸れました。
バンドというのは、やはりメンバー全員が揃ってのバンドなんだけど、孤立したリードボーカルがソロでも勝手にバンド名を名乗ったり、逆に残りのメンバーがそのリードボーカルに対してバンド名の使用を禁止したりという、哀しい話しもたまに聞きます。
大友康平が、『HOUND DOGは俺のもの』と宣言して1人でハウンドドッグを名乗って孤立し、メンバーが少し寂しそうにしているのを見ると、『ff』を聴いて元気づけられてきたファンとしても哀しいものがあります。
新興宗教に洗脳されてメンバーから離れていく人を仲間がちゃんと待っていてくれたり、或いは事故や病気で亡くなってしまったメンバーのポジションを空けたまま復活するバンドとか…
ただ、犯罪を犯したメンバーは、やはり待ち受けにくいものがありますね。
チャゲ&飛鳥しかり、JAY-WALK しかり。
Rats & Star なんかもそうなのかな。
『罪を憎んで作品を憎まず…』
1人の過ちのせいで、そのグループの過去の名作が放映禁止等になると、本当に哀しい気持ちになります。
そんなことを考えると、
私がのめり込んできた アリスとか、オフコースとか、かぐや姫とか海援隊とか….。あと The ALFEE とかも。
フォーク系は平和だなぁと思います。
『それぞれがより遠くに羽ばたいていくことで、三角形の大きさは限りなく拡がる』
そんな言葉を信じて 2022年、アリスの『6回目の再始動』を心待ちにしております(笑)!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?