ハープ(10穴ハーモニカ)の練習に早くも挫折している件
毎週火曜日は音楽ネタを書いております。
あ、唐突ですが本日57歳になりました。
いやいや、お祝いの言葉は勿体ない!
お気持ちだけいただいておきますね(笑)
先週、『ハーモニカですか?いえいえハープですよ』と題して『ブルースハープ(10穴ハーモニカ)』の個人レッスンを受けた事を報告いたしました。
あれから少し経って…
練習(自主トレ)は一向に進んでおりません(泣)
ハープをモノにしようとすると、どうやら真剣に音楽理論を勉強しなければならないのではないか?
ネットで関連サイトを読めば読むほどに、そんな不安を感じています。
そもそも、中学生でアコースティックギターを始めた頃は『コード(和音)』を覚えるのに必死でしたが、コードって左手の指の形で覚えただけで音階として理解した訳ではない。CとかGとかEmとかAmの形を覚えて、Fになると躓いて…
そんな事を繰り返しながら、最初はジャカジャカとコードストローク。そしてアルペジオやスリーフィンガー奏法に挑んでいくのですが、その辺は右手の上達であって、やはり左手はガッシリとローコードを押さえたままなのです。
少し楽曲のレパートリーが増えてくると、Gに対してG7とか、D7に対してD7sus4とか、小指1本を変更するだけのコードが登場して、なんとなく上手くなった気になってましたが…
話がギターに逸れましたが、ブルースハープ(以下、ハープ)のお話しです。
ギターやピアノほか多くの楽器が、それ1台であらゆるキーの楽曲に対応できるのに対して、ハープはキーごとに1本ずつ持ち替えて演奏します。
C調ならCのハープ、G調ならGのハープです。マイナーキーの楽曲にはマイナー調のハープも揃っていますが、マイナー調ハープは、1930年に日本人が発明して世界に広めたようです。
これが半音階ごとに全て揃っていますので、例えば TOMBO MAJOR BOY というシリーズでいうと、メジャースケールだけでも LC(低いC)〜HG(高いG)まで18調子あります。加えてマイナースケールが Gm〜F#mの12調子で計30種類。いかに1本@4〜5,000円と安価でも、30本揃えれば15万円!ですね(苦笑)
勿論、全てを揃える必要はなく、レパートリーが増えるごとに買い足す、或いは手持ちのもので違うキーの楽曲を吹く…。つまり、これが非常に難しいのです!
有名メーカーとして、ドイツの Hohner (ホーナー)、日本の TOMBO等がある事を前回お知らせしました。
TOMBO MAJOR BOYは、長渕剛・ゆず・山崎まさよし・吉田拓郎・浜田省吾…らが愛用。そして THE虎舞竜の『ロード』も TOMBO MAJOR BOYの音です。
その TOMBO MAJOR BOYの他に、以前は MINOR BOY(マイナーボーイ)というシリーズがありました。それが昨今、店頭からもwebカタログからも消失しています!
なんと、MINOR BOYは MAJOR BOYに吸収され、MAJOR BOYの調子の品揃えが18種から30種に増えたとのことです。
MINOR BOYブランド消滅の理由は、どうやら MINOR BOYという呼称が一部の英語圏で性差別的な蔑称に相当する模様。海外輸出と併せて MAJOR BOYに統一されたようです(MAJOR BOYもアカンやろ!との説あり)。
さて、ここからが本題。
この先は、私も『知ったかぶり』どころか『読んで聴いてみただけ』になります。
キーの選び方について、一緒に勉強してみましょう!(笑)(下線付きの部分はタップすると演奏イメージが流れます。音量注意ください!)
綺麗なメロディをストレートに吹きたい!ギター弾き語りでフォーキーな間奏を入れたい!
そんな時は『1stポジション』=楽曲と同じキーのハープを選びます。
単音吹きならハンドカバービブラート(右手の掌で覆いながら震わせる)で音を震わせる。或いはガバっと咥えて適当にスーハーするだけでもアリ!
ブルースやロックでカッコいいアドリブを吹きたい!ポップスやカントリーをブルージーに表現したい!
メジャー調の場合は『2ndポジション』=4度上のキー
マイナー調の場合は『3rdポジション』、或いは『ナチュラルマイナーポジション』を用います。
私の知識と経験では、C(ハ長調;ドミソ)のお友達は Am(イ単調;ラドミ)、またG(ト長調;ソシレ)のお友達は Em(ホ単調;ミソシ)です。なので『ナチュラルマイナーポジション』は理解できますが、『2ndポジション』と『3rdポジション』が全く分からない…
例えば、山崎まさよしの名曲『セロリ』の原曲キーはAです。この曲を山崎まさよし本人は 2ndポジションでDのハープを吹いています。
また、イントロのハープが印象的な長渕剛の『純恋歌』の原曲キーは F#mです(アコギ弾き語りでは2カポのEmが一般的)。この曲で長渕剛は 3rdポジションでEのハープを吹いています(私のIDの3rd Placeとは無関係です…)。
難しいですね(苦笑)
それぞれの特徴としては、下記のように言われています。
1stポジション ・・・ ストレートでフォーキー
2ndポジション ・・・ とにかくブルージー
3rdポジション ・・・ ちょっとクールなマイナー系
ナチュラルマイナーポジション ・・・ スタンダードなマイナー系
はい、キーの話しは一旦何処かに預けておいて、まずは先生からの宿題、『1音1音をきれいに吹く』ことから地道に練習することにします…。
※SUZUKI(株式会社鈴木楽器製作所)のHPから引用させていただきました。