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大手不動産会社入社→退職→その後の物語/遂に退職編/パート②

オラのスーパーサラリーマン人生にお別れをする時がきた。

32歳の春、丁度入社10年を迎える頃にお世話になった大手不動産会社に退職の意思を伝える。

想定はしていたが、一発でやめれるわけもなく、あの手この手で有難いことではあるが引き留めてくれていた。(引き留められていた)

その間も営業の手を緩めることもできず、逆にこれまで以上に営業になぜか力が入った。

そうして意思表示から3ヶ月、4ヶ月、、半年程が過ぎた頃、オラも退職できるのか焦りと不安も出てきた。

再度、退職の意向を伝えるもまたしても受理されず、どこか悪い事をしているのではと、自己暗示すらするようになっていた。

ただ、入社直後から節目があればあの"社長になりたい"と思う気持ちだけは全く薄れることはなかった。

まだこの頃は決断をしたとはいえ、不安や心配もあり自分自身も流れに身を任せる部分もあったと思う。

具体的な次の仕事の話が来たのもこの頃だ。

"〇〇の物件が思うように進まないので販売してほしい"

"丁度春から物件がオープンするので是非販売を任せたい"

などの案件だ。

10年もの間勤めていると界隈では少し有名になっていて、そのオファーのひとつひとつに優越感や"必要とされているんだ"とそれまであった不安や心配を払拭する事由になっていた。

それ以降は早かった。
営業成績も他人と比べて秀でていて成功するに違いない。

無事会社も辞めれて、さぁこれから"社長になる"と清々しくスタートをしようと思っていた。


が、その矢先、、


オラは重大な事由に直面する事に、、


続く

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