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番外公演Vol.1『絶触』

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#劇評

生まれつき体のない子どもたちについて:人間の条件『絶触』評(書き手:植村朔也)

生まれつき体のない子どもたちについて:人間の条件『絶触』評(書き手:植村朔也)

 舞台奥のスクリーンで、どこかのカップルがスマホで撮影したのだろう、プライベートな印象の、愛らしく緊張感のない映像が流れ始める。些細な生活のひとこまを間断なく映し続けるそれを、どのように観ればよいのかはわからない。愛しいと思えばいいのか。といってもその困惑は、他の家庭のホームビデオを見るときの、その受容者が持っていてしかるべき親密さから疎外されてある、あの隔絶の感情ばかりによるのではない。
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『絶触』を見て(書き手:緒方優紀乃)

『絶触』を見て(書き手:緒方優紀乃)

 今回の人間の条件は本番前にtwitterで恋人からみた女の短い映像を配信していた。個人的な話だが、私はあの作品を見て、とても不安な気持ちで劇場に向かっていた。あの映像に映る、女を愛おしいと思う主人公の目線があまりに苛烈に私に映ったためだ。そこに表現されている男にとっての女との思い出の価値の大きさだったり、それで人の胸を痛くさせたりするのは、あの映像の本当に素晴らしいところだと思う。だから、以下は

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