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生理のお話

ここ数日、生理前の症状が酷くてアザラシのように横になってた。症状は人によって違うが、わたしの場合は何にも手に付かなくて、頭はガンガンするし、体はほてっている。いくらでもネガティブな感情が出てきて、1日中眠くて眠くてしょうがない。寝ても、ゆっくり休んでもよくならない。ここまで酷いのは初めてだったので、自分でも驚いている。毎月やってきて苦しくなって、何も手につかなくなるのが怖い。

生理が始まったら先の症状たちは治るのだけど、始まったら始まったで、次は腹痛と腰痛に襲われるかもしれない。からだのコンディション次第なのだけど、やっぱり生理中も痛かった。

思い返せば毎月のように体調を崩していたけど、生理前が多いことに気付いたのは今月になってからだった。今までは「調子悪い日もあるよね」くらいにしか思ってなかった。20歳まで生理前の症状は特にみられなかったから、PMS(月経前症候群)について深く考えていなかった。10代の頃、生理前にイライラする子を見て「そんなに?」と少し他人事だった。今ならわかるかもしれない。

何が悪かったのか振り返ってみると、毎日理由もなくアイスを食べるのが癖になっていたために、糖質を取りすぎたのか、体が冷えてしまったせいなのか。あるいは、毎日コーヒーを三杯は飲んでいたのでカフェインの取りすぎかな?なんて、どれが原因なのかわからないけど、とりあえず2つの習慣を一旦やめた。あと、市販の治療薬も飲み始めてみた。

生理周期と生理前の体の状態を記録して、なあなあになっていた生活を少しずつ改善して様子を見てみることにする。これでよくならなかったら婦人科へ行こうと思う。

世の女性たちはどう過ごしているんだろう。

友人に生理前は体にどういうことが起きるか聞いてみたら、「熱は出ないけど、生理前は泣いてる」という子もいれば、「お腹を壊す」という子もいた。生理痛が酷くて婦人科に行った子は、どこも問題ないですと言われたこともあったそう。

生理前の期間は、「終わらせないといけないことあるのになあ。生理が始まるまで、まだ時間あるなあ。この止まっている時間は何なんだろう。ゆっくり休むって何だろう。休むしかないから休むのだけど、休んでも全然よくならない。生理が来たら終わるし、ただ我慢してやり過ごすしかないのかな。休むじゃなくて耐えているだけなのでは。生理が始まったら次は腹痛と腰痛が待ってるかも。女の人の体しんどい」とグルグル頭の中で思っていた。

落ち着いてきた頃に、『学びのきほん からだとこころの健康学』という本を読んだ。

どんな感情でも、自分のこころの多彩な働きの一つであり、それぞれの働きには隠れた目的があると考えれば、まずは話を聞いてみることが自然なことではないでしょうか。 「からだ」でも同じことです。少し胃が痛いなと感じたとき、「痛くて嫌だなあ」「早くこの痛みをなくしたい」と思うだけではなく、その「痛み」が何を伝えようとしているのかを考えてみてください。

学びのきほん からだとこころの健康学

PMSだと気付く前は、解熱剤と頭痛薬を飲んで、眠いからカフェインを取る(生理前にカフェインを取るのは本当はよくないらしい)。そうやって症状をなかったことにしようとしていた。(結局効かなかった)心の機微に目を向けることはあっても、心と繋がっている体の声を聞くことができていなかった。もう少し、体にも目を向けていきたい、ほんとに。

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