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自由研究的に国際交流を考える|働きながら世界一周

先ほど人の熱気でムンムンの電車に乗って
ウズベキスタンのサマルカンドという街から
ブハラまで移動してきた。

20歳くらいのウズベク女子4人組と同じコンパートメントで、1人の子が英語で色々と話しかけてくれた。

正直疲れていて、誰とも話したくない気分だったのだけど、その子がJapan is Good!って言ってくれてふと思った。

旅行していて日本人というと大体言ってもらえるこの言葉。

それを言われた時になんて言えばいいのか。
そしてみんなどんなイメージを持ってGoodと言ってるのか(もしかしたら適当に言ってる可能性だってあるけど)。

大体私はそういう時、自己肯定感低めに
「いや、でも人多いし湿気多いし、ルールも厳しいし窮屈な国だよ」って毎回言っちゃう。

でも良く考えたら純粋な気持ちで言ってくれる人の好意を否定するような感じにもなってしまうし、あまり建設的な受け答えではない気がする。

彼らの中にある、日本は良いのイメージはどこにあるのか?
それは国にもよるのかもしれない。先進国なのか、途上国なのかによっても違う。
いつか行きたいってみんな言ってくれる。
実際行ったら、どんな感想を持つんだろうか。

まずは聞いてみよう。日本ってどんなイメージ?って。

そして、せっかく日本の代表としてきてるんだから、どうせなら日本のこんなところが最高だよって言える回答を用意していた方が良いんじゃないか。

そう思うと自分が思う日本の良いところってなんだろう。

やっぱり大体設備が整っていて綺麗
日本人はみんな真面目で良く働くし、誠実な人が多い
結果鉄道やタクシー、ホテルなどのサービスも良い
交通の便も便利
ご飯の種類が多い、そしてうまい。
四季によって景色が変わり、それが美しい
海山川、全部ある。美しい自然環境も残されている
温泉などの癒しスポットや娯楽が多い
ゴミがあんまりない
何より比較的安心安全

そう思うとさ、めっちゃ自慢できるところあるよね。
日本の中にいると、幸せの中に埋もれてしまうのだけれど。

あとは海外にいると、国にもよるけど、ズルする人とかお金をごまかしたりする人とか、適当な人とかいっぱいいる。

「情けは人のためにならず」という言葉が日本にはあるけど、海外だとある意味短期の利益しか見据えていない人も多い気がする。良いサービスを誠実にやれば、結果大きな利益になって戻ってくる可能性があるのに。でも時間がかかるし保証はないから、今日を食べるための利益の方が嬉しいのだろうか。

日本の小学校だと、校門の前に「笑顔、誠実、元気」みたいなお習字で書いた精神論を掲げてたりしていることも多い(昔そうだったけど、今はないかも)。

中国は、小学校の前にも共産主義の富強、自由、公正、愛国みたいな言葉が掲げられていてちょっとギョッとした。

いずれにせよ日本では、小さい頃から良くも悪くも「良い人でいなさい」みたいな教育をされていると思う。道徳の授業もあるし。

他の国は、どういう風に精神面での教育をやっているのだろうか。宗教が担っている側面も多いのだろうか。秩序とはなんなのか。

例えば歩けば5mの距離にゴミ箱があるのに、ゴミを放置していく人の気持ちは私はわからない。でも往々にしてそういうことはよくある。

でもそんな風に何に対しても誠実であるべきだと思うのに、今日駅でタクシーの運転手に話しかけられて、目を合わせようともしなかった自分を少し恥じた。

どうせふっかけられるだろう、とアプリでずっとタクシーを探していて、私に話しかけている彼をずっと無視していた。普通に人として失礼だと思う。

結局、アプリの値段でタクシーに乗れることになったのだけど、アプリを使って値段交渉する自分もなんか上から目線な気もして少し嫌になった。

かと言ってまるっきり信じて仕舞えば
高い金額を要求されるのだけど、よく考えたら高い金額を払ってなにが悪いんだろう。

そもそも経済水準は違うわけで、自分が稼いだお金を正しく支払い、人に渡していくことで世界は幸せになっていくんじゃないのか。

正当な値段でサービス受けることも大事だけれど、そういうお金より、なんだかの会話の機微や真心みたいなものの方が、大事にすべきものな気がする。

テイクするだけじゃなく、常にギブする気持ちも持ちながら、これから出会う人たちとも関わっていきたいと思った、ウズベキスタンの夜。

おやすみなさい。

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