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リフォームするお金はないけど、お風呂で肩流し湯がしたい。

寒くなるとお風呂にゆっくりつかりたくなりますよね。今回は自宅で肩流し湯が体験できる「極楽かた~ゆ」を開発した商品企画部 尾崎さんにインタビュー。

工事不要!あと付けできる肩流し湯「極楽かた~ゆ

入社したきっかけ

前職は化粧品メーカーのスタイリングデザイナーとして、化粧品のボトルやコンパクトなどのCGを製作していました。ちょうど転職しようと考えていた時にテレビ番組「タモリ倶楽部」でサンコーが特集されていたのを偶然拝見し、調べてみたら「Webデザイナー」の枠で募集があったので応募しました。

仕事内容

サンコーではプロダクトデザイナーとしてデザインから設計までを担当。大学ではプロダクトデザインを学んでいて、そのモノがどう機能するかというところから考えて、形をつくるよう意識してデザインしています。

かた〜ゆについて

温泉好きの社員が「家でも肩流し湯を手軽に体験したいよね」という想いから、工事不要で簡単に肩流し湯が体験できる、前作の「かた〜ゆ」が発売しました。かた〜ゆをスタイリッシュに高級感がでるようにしたいなと考え、スマートな形を意識して最新作の「極楽かた〜ゆ」を企画しました。

マグネットまたは吸盤でかんたんに設置

「かた〜ゆ」と「極楽かた〜ゆ」の違い

・お湯の出方
前作の「かた〜ゆ」は三角形にお湯がでるのですが、「極楽かた〜ゆ」は帯状にお湯がまっすぐでるよう、より肩に広くあたるように設計しました。ポンプは強力なものにかえて、極楽かた〜ゆの吐出口からお湯がたくさんでるように、より温かく感じてもらえるようデザインしました。

かた〜ゆ
極楽かた〜ゆ

・スイッチの場所
「かた〜ゆ」のスイッチは、浴槽に漬けこまないように手元から少し遠くに置く必要がありましたが、「極楽かた〜ゆ」は磁石式のスイッチにすることで手元でかんたんにオンオフが切り替えられるようになりました。

かた〜ゆ
極楽かた〜ゆ
壁にペタッ!

有線にした理由

「かた〜ゆ」シリーズは有線で給電しながら使用するタイプです。充電式だと水が侵入した時に不安なのと、バッテリーに熱をあまり与えてはいけないので、熱と湿気があるお風呂に置くのが安全面で懸念がありました。その他にも充電式だと電力がたりずお湯の出がよくなかったので、肩流し湯の体験を重視し、心地よく感じてもらえるよう有線式を採用しました。

「極楽かた〜ゆ」のこだわりのポイント

本体の曲線のデザインにこだわり、もたれかかった時に後頭部がフィットするように本体をデザイン。

後頭部がうまくあたるよう凹み具合をみるために、発泡スチロールのようなものを手で削っていくつか模型をつくり、複数の社員の後頭部でテストし試作をかさねました。3Dプリンターでスキャンしたデザインを元に設計しています。

手前から初期サンプル〜最終版
セパレートタイプの左右でお湯がでるタイプも試作

こんな人に使ってほしい

汗を流したい、お風呂にすぐはいりたいけどたっぷりお湯をためるのはめんどう(時間がかかる)な時に、肩のまわりの血管をあたためると心地よいのでお疲れの方にぜひ、使ってほしいです。

終わりに

今回は半身浴でゆっくり温まりたい、お風呂時間をたのしみたい方にぴったりな「極楽かた〜ゆ」の企画の裏側をお届けしました。
では、また次回に!




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