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仏教から新たな名前を自分にギフトする

サワディーカー。
@yayoiです。

私はタイのお寺が大好きで、特にタイの寺院建築や
タイの仏教、タイ人の信仰に興味があります。

そのお寺巡礼をまとめたブログは別にあって
「タイのお寺に魅せられて」というブログですが、
このnoteブログでは、そんなお寺巡りの合間に
家族や友人と訪れたレストランやホテルをはじめとする
素敵だと思うタイの建築物についての記事、
時には私の思いなども綴っています。




自分で自分にギフトする


2024年の誕生日以降に投稿するこのnoteブログや、
お寺巡礼ブログ「タイのお寺に魅せられて」
およびInstagramといったSNS上の記事の
ハンドルネームをLunaに変更することにしました。

私は仏教の他に数秘学などにも興味があり、趣味で学んでおりますが
2024年は私にとって、数秘では9つのサイクルが始まるスタートの年。
年齢的には、新たな風が吹き始めるポイントもありそうです。

そんな年のスタートに、自分がもつ杖の1つにと、
「るてな」という新しい名前を自分で自分にギフトすることにしました。

“ 名前 ” って大切なもの


数秘学では、誕生日は自分が自分でギフトしたもの、
(人は自分で誕生日を選んで生まれてくるといいます)
名前は、周りにいる人が自分にギフトしてくれたものと考えます。

私の名前は、3月生まれにちなんで祖母がギフトしてくれた名前。
ちょっと外国人には発音しにくいようですが、
タイでは日本から進出したレストランyayoi軒のおかげで
「yayoi軒のオーナー」などと、からかわれながらも
すぐに名前を覚えてもらえることもできた大切な名前だと思ってきました。

ところが、友人の一人に、日常生活で自然に名乗っている名前が、
実は以前の仕事で名付けた舞台用の芸名だったということを知ったのは、
知り合って数ヶ月後のことでした。

私はそれが本名だと思っていたので、びっくりして話を聞いてみたら、
外の活動にはエネルギーに合った名前で活動したいから、
外の仕事や活動と、家庭でのプライベートでは名前を分けたい…と。
なかなか興味深い話でした。

確かに仕事上、ダンサーネームやセラピストネームで活動する方は周囲に
たくさんいらっしゃるし、SNS上でハンドルネームを使うのは普通のこと。

名前と言えば、タイ人は、子供のころ親がつけたニックネームを名乗るのが
一般的で、私は友人たちの本名を意外にも知らないことなど、
名前に関するあれこれが浮かんできました。


なぜ “ 名前 ” をギフトすることにしたのか


初めに書いたように、2024年は私にとって、
数秘では9つのサイクルが始まるスタートの年であると。
スタートならば、何をスタートさせようか。
考えると同時に、そのために何か新しいものを自分自身に採り入れたいと
いう思いがわきました。

そこで何にしようかとあれこれ考えたところ、ある時期から
名前というものがとても気になっていたことに気づき、
新しい名前を採り入れようと考えがまとまりました。

祖母からギフトしていただいた名前はとても大切であるとは思うけれど、
スタートのためのエネルギーに合う名前を、今度は自分で自分に
ギフトすること。
そして、その力を借りて、これからの自分を自分で導きたい…
そのように思いました。


どんな名前を自分にギフトすることにしたのか


ギフトするものが名前と決まれば、次は名前を決めるのですが、
いつだったかこんなことがありました。

テレビでたまたま川島海荷さんをお見かけし、なぜか名前に目がいき、
珍しいお名前だな…と、早速Wikiを見てみたことがあります。
そこには、
“「海荷(うみか)」という名前は、海が好きな父方の祖母の影響で
 父方の家族の女性全員の名前に付いているという「海」と、
 蓮の花を意味する「荷」を合わせ、
 「泥の中でも咲く蓮の花のような強い女の人になってほしい」
 との願いを込めて両親が名付けた “
と書かれていました。

蓮の花を意味する「荷」という文字に興味を持ち、調べていくうちに
ブッダがすわっていらっしゃる「蓮の台」は、「はすのうてな」と
いうことを岩波仏教事典の中に見つけました。それを見た時、
うてな…って人の名前みたい… そう思いました。

そして、うてなは確か化粧品であったよね… と探してみました。
見つけたutena化粧品のウェブサイトには、
“ 社名の「ウテナ」とは、花の萼(がく)という意味です
花びらの陰に隠れた目立たない存在ですが、自然と調和のとれた美しい花を咲かせるためには、萼(がく)はなくてはならない大切なもの
それをモチーフに「美しいものを支える土台になりたい」と言葉にして、
創業の想いにつながります “
このように書いてありました。

そこで、これまでタイのお寺で、ご本尊が祀られている布薩堂や仏殿、
屋外で坐像、立像、寝釈迦仏など様々なブッダのお姿をお見かけして
きましたが、” うてな ” をタイのお寺の中に探そうと、
撮りためた写真を何日かかけて見直しました。

上の写真にも見える、ブッダが座っていらっしゃる蓮華座、
それが下の写真の「はすのうてな」です。

何日もかけて台座の写真ばかりを見るうちに、私が思ったこと。
その1つが、世俗的な私が座って無になれるように、
腰を落ち着けて仏教を学べるようにという思いというより願いでした。

それと同時に、腰を落ち着けて…とは言葉の上においては逆かもしれませんが、仏教の教えの1つにある無常という言葉が頭の中に浮かびました。
無常とは、常に変化してやまないこと。

無常という言葉をみながら私が思うこと。
私も1つの状態にとどまらず、移り変わり流転していくように、
執着を手放したいという思いです。

その2つの言葉をローマ字書きしてみると
ruten+utenaとなり、重なっているutenという文字を
1つにしてみたら、Rutena(るてな)という言葉ができました。
その瞬間、この名前に決めました。

次は、表記はどのようにするのかを考えました。
蓮は、訓読みは「はす、はちす」で、音読みは「レン」です。
タイ語でレン(เล่น Len)という言葉は「遊ぶ」という意味があります。
そこでちょっと遊び心もいれて、ローマ字表記はRではなく、
タイのLenからLを採用することにしました。

漢字もあてて、新しい名前はLutena(流転那)と決めました。
これをブログやInstagramなどのSNSのハンドルネームにするなら、
ハンドルネームは呼びやすいようにLunaにすることに致しました。

数秘では私の現在のファミリーネームは3、名前も3、
このLunaも数秘は3。
3つそろうのは、「仏教の三宝」の3という数字にもつながり、
縁起がよい気がしました。

「仏教の三宝」とは、岩波仏教事典によれば、
“ 仏教において最も重要とされる仏教の教主である仏(ブッダ)、
その教えである法(ダルマ)、それを奉ずる人々の集団である僧(サンガ)の3つを宝にたとえたもの “
とあります。

こうして、自分にギフトする名前は、Lutena(るてな 流転那)
ハンドルネームとしてLunaを決定いたしました。

今後は、
サワディーカー。
Luna(流転那)です。

このように記事を書き始めようと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

最後に、うてなをもう1枚。
うてな(蓮華座)に座っていらっしゃる
チェンラーイ県のワット・ロンスアテンのブッダです。


お読みいただきありがとうございました。
@yayoi


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