観察をする暮らしが教えてくれたもの。
お野菜を育てています。
一年目、育て方にこだわらずにまずはおじいちゃんたちと一年分を作ってみる。
2年目、ちょっと土を育ててみたくなってきたので、いろんな人に相談してみた。
そうしたら経験談を聞けたり、堆肥をくださったり、本当に僅かだけど私の経験値があがった。
そして三年目の今年。
土育てが楽しいことを知り、去年の継続とともに、お友達が教えてくれた新しい方法が頭に入ってくるようになった。
こうしてみたらイイのかもって、自分なりの地図が少しだけ描き始められててますます楽しい三年目。
今年は土着菌と糠を使って堆肥を作っています。自然の多いところにいるので、もともとここにいる菌なら元気に増えてくれるかもしれない、とおもって。
結果はわからないけど、自分がこれはイイかもしれないな、って思うことを丁寧にやってみたい。
少なくとも、あえて形の整った綺麗な野菜をいただきたいわけじゃないし、農薬などで、大地をどんどん汚しているのに、残飯が多いこの矛盾した街の暮らしを継続していくのはやっぱり好きではないから。
できることから少しずつ、まずは自分が変わっていく。
そんなわけで、三年目の今年。
いろんなお野菜を育てるには1つ1つの知識をつけた行かねばならず、欲張ると忙しすぎて溺れそうになるので、一年に1つずつ増やしていくことにしました。
今年はきゅうりとトマトがちゃんと収穫できればオッケー。あとは生命力の強いハーブと豆を育てようと思っています☺️土も育ってくれるし、タイはハーブを野菜として生でムシャムシャ食べるんですが、これがイイな、って私は思うんです。
バタフライピーは去年うまく育てられなかったのでどうしても今年もやってみたくって。
タイ料理を作るのが好きで、タイハーブガーデンにしたいんです☺️
発芽して40日ほど。
暖かくなってきたので外に出して風に当てていたら、低温障害受けてしまいました。
ごめんね、もうダメかなあ、って思いながらもまた室内に取り込むようにしていたら双葉は縮れちゃったけど、本葉はしゃっきりしてきて彼らの強さに感動と感謝。
本当にね、自分の手足を使って経験し感じて考えることの大切さを感じています。
私は困った時に初めて開く野菜の教科書。
必要があって興味を持った時に初めて人の言葉は身体に入ってくるものだと思うから。
もともと大人から与えられてことを勉強する忠実な子ども(笑)だったこともあり、まなぶことのたのしさをしらなかったけど、自分でぶつかった問題を自分の力で解決していくって本当に楽しいことだってこの暮らしをしてみてつくづく感じています。
だから今更ながら勉強って楽しい、って思う。英語ももう一度やりたいな、タイ語も覚えたいな、って思うようになってなにかとこんな時はどういうのかなー?って翻訳機能が働く近頃の私の脳みそ、笑。
そんなことに気づかせてもらったから、子どもたちにはまず手足を動かす日々がいいなって、私個人としては思うのです。
暮らしの中に疑問を見つけてそれを知りたいと思う。そして聞いたり調べてみたら楽しかった。ワクワクしちゃった。
それって生きる日々を楽しむ心を培ってくれるもの。
だから子どもたちに余計なことをしたくないと思う。自分で経験して、考えて、修正してまた考えて。そうして自分を信頼し、自分の人生をワクワクできる日々を作り上げる感覚を忘れないで欲しいから、我が家のペースはいつもゆっくりです☺️
勝手に想像して次次に手を出して助けるよりも、小学生くらいになったら何もしないくらいがちょうどいい塩梅な気がしています。困ってるから助けてって言える力も大切だし、何より大人が先を歩かないことで、「この人の今がどんななのかな」って観察をする方がきっと大事。
大人が敬意を持って子どもと接するために大切なコト。
暮らしの中の気づきはいつも学びです。
家族と接する時のヒント、自分が恩恵を与えられてることに気づくきっかけ。
暮らしが便利だとスルーしてしてきたことが、時間をかけることで気持ちいい気づきになってしまうんですね。
何も言葉にしない植物が教えてくれたこと。
それは相手を信じ黙って観察する。そして本当の必要なところはどこなのか、私が理解し、そこに寄り添うことの大切さ。
自分探し、という言葉をよく聞きますが、小さいうちを大切にいきていたら、探す必要はきっとないんだろうな。
喧騒から離れて今の自分と向き合う必要はあると思うけど、自分の限界を体で知り、自分をちゃんと信頼できていたらきっと大丈夫。
彼らが自分を感じる時間を奪わないようにしよう、そう思いながら日々を暮らしています。
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