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ディレクターに必要な2つの能力

先日、同じ受託Web制作畑のディレクターの方と、「良いディレクターは2つの能力のバランスがいいよね。」という話題になりました。当たり前のようなことなんだけど、改めて考えてみると大事なことだと思ったのでメモ。どちらかというとPM寄りの能力なのかも。

能力その1 人間力

・その人がその場にいるだけで雰囲気が明るくなり、その人にお願いされると自分も力を貸したくなる「人たらし力

・経験と勘でその場の流れを読み、クライアント側に寄るか、パートナー側に寄るか、適宜判断できる「判断力

・クライアント側とパートナー側のやりたいことを噛み砕いて、調整してものごを進めていく「推進力

主にコミュニケーション能力の側面が大きいと思いますが、これができないと、どんなに意義のあるプロジェクトやいいアイデアだったとしても世の中に誕生しない、実現しないので大切だと思います。

ただ、この能力ばかり高くなると、プロジェクトの本質的な目的に辿り着かなくても、プロジェクトをどんどん前に推進できてしまう、次に記載する能力とバランスを取っていなかいといけないと思います。

能力その2 客観視する力

・ものごとを引いて客観的に見る力、「そもそもこれはやる意味があるのか?」、「これをやった先に何があるのか?」と再定義できる力

・入り込みすぎず、ロジカルに積み上げてきたもので冷静に判断できる力

どちらかというと、現場というよりはアカデミック寄りの能力。モノを作る人には重要な能力だと思いますが、こちらもこの能力ばかり高くなると、物事をぐいっと進めることができず、仕事にならないので注意。よほどの実績があればこれだけでも進められると思いますが。

この2つの能力を磨き、バランスよく身につけることができれば、よい仕事ができるディレクターになれると思いました。抽象的なスキルなので、幅広く使えると思います。

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