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音楽家がスクリャービンから学ぶこと5選!

スクリャービンとは

ピアニスト以外はスクリャービンは聴き慣れないかもしれません。しかし音楽史上非常に重要な人物です。

このスクリャービンから学ぶ事を5つ紹介しますので、ご自身の音楽人生に取り入れてください。

①勤勉

まず、基地街とか妄想狂とか言われることが多いスクリャービンですが、子供の頃から正当な音楽教育を受けています。ショパン、リストはもちろんのこと、定番のワーグナーからも多大な影響を受けています。そして、徐々に自分のスタイルを確立していったのです。

私達もまずは大道、大御所の真似から入って徐々に自分を作って行こうではありませんか。

②和音

スクリャービンといえば和音使いです。特に「神秘和音」というc,fis,b,e,a,dは完全四度を積み重ねた不思議な和音です。ジャズの世界では私達は当たり前のように使う和音でありますが、使用法が独特です。

ピアノソナタを聴いて参考にしてください。

③超人思想

スクリャービンはニーチェのファンです。ニーチェの上っ面を説明すると「ごちゃごちゃ言い訳してないで、高みを目指せ!」という感じです。これを「超人思想」と呼びます。教育をしっかり受けて、確実に実力を身に付けた音楽家が「超人思想」を身に付けたら鬼に金棒です。

私達も「超人思想」身に付けましょう。

④神智学

神秘的な事が好きなスクリャービンが神智学に傾倒していてもなんら不思議ではありません・・・・が!ニーチェの「神は死んだ」という思想と真逆にあるんです。これが独特の音楽を作り出すのです。

《法悦の詩》を聴いてください。キマリますよ。

⑤色と音の融合

《プロメテ》ではピアノと照明を組み合わせた演奏を考案しました。特定
の音に特定の照明が使われるというものです。つまり色と音楽を融合しようと考えたのです。実現はしませんでしたが、「変化する光で会場が満たされる」という発想はスクリャービン独特の神秘主義的な芸術の統合方法です。

私達はどのような芸術の統合方法があるのかを模索しようではありませんか。

まとめ

上記は私の新刊『音楽家の歴史吸収術』の㊳番を簡略化したものです。

この記事で興味を持っていただけましたら是非本書を手に取ってお使いください。

以下の書籍宜しくお願い致します。

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津本幸司

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