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東京ガスも内製開発始めました

みなさん、はじめまして!私は東京ガスのCX推進部デジタルマーケティンググループでマネージャーをしております及川です。

このnoteでは、私たちがどのようなことをしているのか、紹介していけたらと思っています。東京ガスって、ガスの会社だよね?といった方にも、私たちがどのような取り組みをしているのか、ぜひ知ってもらえたらうれしいです!

中身については、今後メンバーに語ってもらうとして、今回は私の方からなぜ内製開発を始めることになったのかについて生々しく語らせていただければと思います。

noteをはじめた理由

前述したとおり、内製開発チームがどのような取り組みをしているのか、皆さんに知ってもらいたい!というのが一番の理由です。
最前線で活躍されるデザイナーやエンジニアの方にももちろん知っていただきたいですが、昨今リスキリング・アンラーニングが叫ばれる中、私のようなフツーの生い立ちのビジネスパーソンにも知っていただき、DX推進のヒントとして受け止めていただけるとうれしいです。

まだまだ立ち上がったばかりの組織ですが、徐々に人も増え始め、チームとしてもいい空気感となってきました。
メンバーについても、既存の社員はもちろん、中途で入社したマーケター、デザイナー、エンジニアたちがメキメキと活躍しています。事業に詳しいメンバーと、外部から来たメンバーが交わり、より良いサービスを作っていきたい!という想いが、ガスの灯す火のように、メラメラと熱く盛り上がっています。

そんな想いを知ってほしく、この公式noteを立ち上げた次第です!

CX推進部デジタルマーケティンググループとは

私たちは、カスタマー&ビジネスソリューションカンパニーのリビング営業本部に所属し、グループの主たる業務としては、東京ガスが提供する家庭用のお客さま向けデジタルコミュニケーション全般となります。具体的には、家庭用ホームページやmyTOKYOGASという会員制サイト、スマホアプリ・メール・LINEといったデジタルコミュニケーションツールを運営しています。

なぜ内製化を始めたのか

私たち東京ガスはこれまで、リアルでの接点を大事にしてきました。お客さまに安心、安全にエネルギーをお届けすること。これは今でも最重要ミッションであることに変わりはありません。

一方で、ガスや電気の自由化に伴い、私たちはお客さまに選んでいただく会社であり続けるために、前述したミッションはもちろん、お客さまファーストを実現するための「デジタル接点」も強化していく必要があると考えています。

スマートフォンが当たり前に普及した時代において、デジタルで優れたサービスを提供することは、当社だけではなく日本中でMUSTとなってきました。しかしながら、私たちは「デジタル」の領域において、まだまだ弱いところがあるというのは否めません。(実際、昨年秋にリニューアルするまで、myTOKYOGASアプリの評価はひどかったです…ご利用いただいた方にはご不便をおかけしました)

私がmyTOKYOGASの担当となったのは、2017年4月のことです。私自身は、システム開発は多少かじったことがあるくらいで、全くの門外漢でした。
当時は、東京ガス100%情報システム子会社の東京ガスiネットに開発を全て委託していました。東京ガスの基幹システムの開発・運用保守が中心の会社ですから、開発はウォーターフォール型で行われていました。

そのような状況でしたが、私自身、門外漢なりに必死で勉強する中で、「お客さまが求める声に柔軟かつ素早く対応できるよう、アジャイル開発で推進したい!」と、当時の開発手法に並々ならぬ危機感を抱くようになりました。そうしてアジャイル開発の道を模索していたのですが、2019年4月になんと異動となってしまったのです。

その後、奇跡的に2021年4月に2年ぶりに同じ部署に戻ってくることになります。今度こそアジャイル開発を進めようと意気込む中、「デジタル先進企業で活躍された方々とアジャイル開発を一緒に進めながらナレッジトランスファーする」という企画が進行中で、そこに私も参画することになりました。

多少アジャイル開発を勉強していたつもりでしたが、実際に体験してみると全然違いました。頭をレンガで殴られたような感覚といえばよいでしょうか。

そこで、アジャイル開発には3つの役割、ビジネス×デザイン×エンジニアリングが必要だと痛感しました。また、アジャイル開発のように、ビジネス×デザイン×エンジニアリングが一体となって進めていくためには、デザインも開発もこれまでのように請負で委託することに限界を感じるとともに、内製化の体制を作っていく必要があると感じたのです。

ナレッジトランスファーの具体的な開発対象はmyTOKYOGASでした。2021年9月に無事リニューアルでき、おかげさまでスマホアプリの評価もぐっと良くなりました。
が、ナレッジトランスファーしていただいた方々とのプロジェクトは終了してしまい、このタイミングで、フロントエンドについては内製化体制を小さいながらも始めることにしたのです。

それは当社の社員たちだけで自立しなくてはならないことを意味しますが、ナレッジトランスファーの期間は半年しかなかったため、全てをトランスファーするには我々にとっては短すぎました。そして、自立して開発を進めるためには、即戦力となる社員が必要でした。

そんな中、奇しくも私が今の部署に戻る直前に辞めてしまった社員が複数いたため、キャリア採用のミッションが与えられたのです。ナレッジトランスファーで学んだ、アジャイル開発に必要なポジションをイメージしながら活動した結果、2021年秋から、マーケター、デザイナー、エンジニア、スクラムマスターのポジションで優秀な人材に入っていただくことができました。

現在は既存の社員と中途で入社した社員が融合して、私自身も大変楽しく、刺激のある毎日を過ごさせてもらっています。
そのような活動を進める中、会社の理解も少しずつ獲得していき、現在に至っています。今はよちよち歩きの組織ですが、互いに刺激しあうことで急成長していきたいと考えています。

これからについて

今後、具体的に何をしているのか、どのように進めているのか、各チーム(マーケティング、デザイン、エンジニアリング)のコンテンツや、参画したメンバーの自己紹介などを発信していけたらと思っています。

少しでも私たちのことを知っていただき、「面白そうな会社だな」と思っていただけたら幸いです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!