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映画記録「月」


 読書記録も滞り、noteからの通知は溜まる一方…とにかくサボっていた。
 しかし、先日姉と旅行した際に、新しいことにチャレンジする話を聞いて感化された。私もとりあえず、「自分の好きなことを深掘り」したいと思った。

 自分の好きなことを列挙すると、植物、カレーと中華、読書、映画、散歩、銭湯、ヨガ、昔ながらのお店、シュールなキャラクターなど…。
 読書記録はこのnoteで少し投稿しているので、他の好きなこともちまちま投稿していこうと決意。

 映画について、私はミニシアターが大好きだ。京都に行きつけのミニシアターがあり、個人的に京都で一番座り心地が良いと思っている。
 何より、ミニシアターは食事が禁止のところが多く、周りは映画好きな1人客ばかり、上映作品も面白いものが多い。とにかく「映画に集中できる環境」が整っている。

 そこで先日観たのが、石井裕也監督の「月」。
あらすじは下記のとおり。

 実際の障がい者殺傷事件をモチーフにした、辺見庸の同名小説を映画化。山奥の障がい者施設で働く元作家の女性が、入所者と関わっていく中で、職員が暴力を振るっているという現実に直面する。

 素晴らしい俳優さん達の圧巻の演技だった。個人的に磯村勇斗くんがとっても好きで、彼が出演している作品にハズレなし!と思っている。(渇水、PLAN75、波紋など…)

 とにかく、ずっとずっと苦しかった。セリフの一つ一つが重くて、心に刺さって、ずっと眉間に皺を寄せていた。
 人間らしさを持っている、この人はまだ生きているって判断する基準ってどこなんだろう??
 
 この映画では、もちろん人間の尊厳についてがメインだと思うが、才能のある無し、夢を追い求めることについても言及しており、もうやめてくれー!って何度もなった。

 「生きてて良かった」ってセリフ、美味しいものを食べた時とか感動した時に発するものだけど、この映画ではもっともっと重いものを背負っていて、何というか心臓が圧縮(表現、、)されていった、、、

 他人に、面白かったよ!と、オススメは出来ない が、全員観た方が良いとは断言できる。

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