「本場フィンランドサウナの話」
こんにちは、サウナが程よく好きなタゴです。
最近はテントサウナにいい感じの場所を日常に探してます。高原にある牧場とか良さそう。
現在、テントサウナの資金調達のクラウドファンディングに挑戦中です。残り一週間になりました。多くの人とサウナを通じた接点をつくりたいですねー。
そして、テントサウナってなんだ?どういうことしてるんだ?という人向けに書いたブログも良かったら見てください。
では本題です。
今日は、以前紹介した好きな本「公衆サウナの国フィンランド」の刊行記念トークイベントで高崎にあるRebel Booksという書店に参加してきました。
本の概要としてはフィンランドサウナが日本の銭湯という、文化的に似ている事象であることからヒントを得るというものでした。
この記事の結論は「日本のサウナはフィンランドサウナじゃない!」です。
「当然でしょ!」
と思う方は意外と少ないのではないでしょうか。
実はサウナは、日本独自にガラパゴス化をしています。
テレビがあるのはフィンランド人的には「なんやねん」となる鉄板ネタです。日本人がカリフォルニアロールを寿司じゃないとかいうのに近いですね。
まあカリフォルニアロールが美味しいように、日本のサウナも気持ちがいいです。
「ただ、フィンランドサウナではありません!」
なにが違うかというと、フィンランドサウナ=蒸気を浴びるなんだそうです。サウナは温かい部屋にいるではなくて、蒸気を起こすのが本質なんです。なのでフィンランドでは、自分で石に水をかけます。水をかけて蒸気を起こすロウリュというフィンランド語もあります。
ではなぜ日本では蒸気を起こすロウリュ文化が根付いていない、あるいは、熱波を送るがロウリュという名前でパフォーマンス的に存在するのでしょう。
それは、日本のサウナが大きく、蒸気を起こしても温まるのが難しいサイズであり、電気ストーブに水をかけすぎて壊れてしまったためだそうです。それでも蒸気を楽しむやり方を、と考えて少量でも仰いで蒸気を送る方式を採用しているんです。
ここからフィンランドサウナと日本のサウナは違うと言えます。
でも、もっとちがうことがありました。それが日本とフィンランドの決定的な違いだなと思いました。そして、そんなサウナ体験欲しいなと思いました。
つまり、ぼくがテントサウナでやりたいのは、日本的なサウナ体験をアウトドアでというものではありません。
いくら知ってるサウナを外でできるからって、サウナってあんま入らないし面白くなさそうというあなたは誤解しています。
全く別の体験です。似てるけど、感じ方が違います。
どんな体験なのか?どんな違いなのか?
そんなトークイベントで聞いたこととがテントサウナプロジェクトとしっくりきたので書いていきます。
このトークイベントで語られていたのは、フィンランド人が性善説に基づいていて、悪人のためにルールを改悪するくらいなら他者を信じたほうがメリットがあるじゃん的な発想でした。
これがいい。とても憧れる。
ぼくはこれをやりたいです。
居合わせたひとで楽しめるような、居心地のよいサウナ体験を作りたい。このサウナの居心地の良さはカフェにも勝るし、下手な旅行よりもずっと新鮮で休まります。
そして疑って防衛のために体力や気力を消耗しまくる関係性ではなくて、信じることで居心地のよさを作っていきます。
超快感装置としてのサウナはたくさんあるので、超居心地のよい体験としてのサウナを日本でもやりたいなと思います。
ただ外でやるサウナを買うのではないです。信頼できる安心感のあるリラックスを提供したいです。
なんとも哲学的で平和主義のパッパラパーに聞こえるかもしれませんが、サウナの良さはやっぱりここだよねと思えたのでした。やさしいんです。
なんか面白そうかも、と思う人はGOです。支援して一緒に試してください。
では、良いサウナを。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?